ピーター・ドゥ（Peter Do）、新ライン「PD-168」を発表

ヘルムート ラング（Helmut Lang）のクリエイティブディレクターを退任してから約1年、ニューヨークを拠点とするデザイナー、ピーター・ドゥ（Peter Do）が9月10日（現地時間）、新たなライン「PD-168」をローンチした。ブランドの公式ウェブサイトが公開されると、同時にキャンペーン映像やルックブックも発表された。

毎日着るためのユニフォーム

「PD-168」という名称は、1週間の総時間168時間に由来する。ブランドの公式サイトでは、顔をマスクで覆ったドゥ自身が全ルックを着用して登場。長年の友人であるトリッシュ・ドゥ（Trisha Do）も出演し、ジェンダーを超えて着用可能であることが強調されている。

本日ドロップされた第一弾のコレクションには、アシンメトリーのスカート、ボンバージャケット、ピークラペルのブレザーなどが揃う。デザインは、ブラックを基調に左袖やサイドに白いラインで統一されており、ワークユニフォームをハイファッションとして再構築したものだ。

価格は既存の「ピーター ドゥ（Peter Do）」本ラインに比べ抑えられており、トップスは150ドル前後、ブレザーは600ドル程度と手が届きやすい。

ブランドによると、同コレクションは「クリエイティブを後押しするユニフォーム」として位置づけられ、PD-168はあらゆる形態の創造性を高めることを目的に構想されたという。

また、トリシャ・ドゥがベトナム・サイゴンで撮影した最初のルックブックには、シェフやダンサー、デザイナー、研究者、アーティスト、音楽プロデューサー、シンガー、アートアドバイザーなど28人のクリエイターが参加。活気あふれる都市の街並みの中で彼らがPD-168を身に纏うことで、このユニフォームが多様な活動に適応しながら一貫性を保つ力を持つことが示されている。

「ピーター ドゥ」本ラインは今後、シーズンに縛られず非商業的なリズムで発表される予定だ。ドゥは「PD-168」がブランド全体のエンジンとして機能し、本ラインの自由度を高めると説明している。

公式サイト: www.pd-168.net

Copyright © 2025 Oui Speak Fashion. All rights reserved.