米国ファッションデザイナー協議会、『2025 CFDAファッションアワード』のノミネートと受賞者を発表

9月10日（現地時間）、米国ファッションデザイナー協議会（Council of Fashion Designers of America, CFDA）は、「2025年 CFDA ファッションアワード presented by Amazon Fashion」のノミネートと受賞者を発表した。毎年開催されるこのアワードは、アメリカ・ファッション界の最高峰を称える重要なイベントとして位置づけられている。

各部門のノミネーション

まず「ウィメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤー」には、キャロリーナヘレラ（Carolina Herrera）のウェス・ゴードン（Wes Gordon）、ディオティマ（Diotima）のレイチェル・スコット（Rachel Scott）、カルメイヤー（Kallmeyer）のダニエラ・カルメイヤー（Daniella Kallmeyer）、さらにラルフ・ローレン（Ralph Lauren）、トリー・バーチ（Tory Burch）が選出された。

「メンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤー」では、アミリ（Amiri）のマイク・アミリ（Mike Amiri）、エッカウス・ラッタ（Eckhaus Latta）のマイク・エッカウス（Mike Eckhaus）とゾーイ・ラッタ（Zoe Latta）、ザ・ロウ（The Row）のアシュリー・オルセン（Ashley Olsen）とメアリー＝ケイト・オルセン（Mary-Kate Olsen）、さらにトム・ブラウン（Thom Browne）、ウィリー・チャバリア（Willy Chavarria）が候補に挙がった。

「アクセサリーデザイナー・オブ・ザ・イヤー」には、アナ・コーリ（Ana Khouri）、ケイト（Khaite）のキャサリン・ホルスタイン（Catherine Holstein）、ルアー（Luar）のラウル・ロペス（Raul Lopez）、ザロウ（The Row）のオルセン姉妹、そしてトリー・バーチがノミネートされた。

さらに、新進気鋭を対象とする「Google Shopping アメリカン・エマージングデザイナー・オブ・ザ・イヤー」には、5000のテイラー・トンプソン（Taylor Thompson）、アシュリン（Ashlyn）のアシュリン・パーク（Ashlynn Park）、オーブロ（Aubero）のジュリアン・ルイー（Julian Louie）、バーナード・ジェームズ（Bernard James）、コリーン・アレン（Colleen Allen）が選ばれている。

特別賞の受賞者

今回の発表では、特別賞も同時に明らかになった。「ジェフリー・ビーン生涯功労賞」はラルフ・ルッチ（Ralph Rucci）、「ファウンダーズ・アワード（エレノア・ランバート記念）」はシンシア・ローリー（Cynthia Rowley）、「イザベル・トレド理事会トリビュート」はアンドレ・ウォーカー（Andre Walker）が受賞する。

また、「ユージニア・シェパード記念メディア・アワード」は『W Magazine』のサラ・ムーンヴェス（Sara Moonves）、「インターナショナル・デザイナー・オブ・ザ・イヤー」はアライア（Alaïa）のピーテル・ムリエ（Pieter Mulier）が選ばれた。さらに、「ポジティブ・チェンジ・アワード」には、慈善活動やLGBTQ+支援、若手育成に尽力するドナテラ・ヴェルサーチ（Donatella Versace）が選出された。

なお、追加の受賞者については後日発表される予定だ。

CFDAのCEO兼プレジデント、スティーブン・コルブ（Steven Kolb）は、「今年のノミネートと受賞者は、その最良の姿を体現しています。本イベントはCFDA奨学基金のための最大のファンドレイザーでもあり、未来を支える重要な機会です」とコメントしている。

また、アマゾン・ファッション＆フィットネス副社長のジェニー・フレッシュウォーター（Jenny Freshwater）は、「アメリカンファッションを革新する優れた才能を称えるこのイベントを支援できることを光栄に思います。今年の候補者たちの創造性は、業界を前進させる力そのものです」と述べた。

「2025年度 CFDAファッション・アワード」は、11月3日にニューヨーク・アメリカ自然史博物館で開催される。アマゾン・ファッション（Amazon Fashion）がプレゼンティングパートナーを務めるほか、新鋭デザイナー部門はグーグル・ショッピング（Google Shopping）がサポート。さらにクリュッグ（Krug）がオフィシャル・シャンパーニュ・パートナーとして華を添える。