ジェイデン・スミス、クリスチャン ルブタン（Christian Louboutin）初のメンズ・クリエイティブディレクターに就任

9月17日（現地時間）、ラグジュアリー・フットウェアブランドのクリスチャン ルブタン（Christian Louboutin）は、米国のラッパー兼俳優ジェイデン・スミス（Jaden Smith）をブランド史上初のメンズ・クリエイティブディレクターに任命した。1991年の創設以来、創業者クリスチャン・ルブタン本人以外がクリエイティブの指揮を執るのは初めてであり、メゾンにとって歴史的な転換点となる。

スミスは今後、メンズシューズ、レザーグッズ、アクセサリーを含む年間4つのコレクションを監修。役割は製品デザインにとどまらず、キャンペーンやイベント、没入型体験を含む「独自の視覚的かつ感情的な世界観」を形作ることまで広がる。

27歳という若さでのスミスの就任は、28歳で自身のブランドを立ち上げた若き日のルブタンを想起させる。二人の出会いは2019年、パリでのファッションイベントに遡る。

ルブタンはスミスについて「初めてジェイデンに会ったとき、彼がこのメゾンに自然にフィットする存在だと感じました。彼の世界は豊かで多面的、スタイルや文化的感性は刺激的で、好奇心とオープンさも素晴らしい」と述べている。

スミスは就任にあたり、「これは人生で最も大きな栄誉のひとつであり、クリスチャンがこのメゾンで成し遂げてきたすべてに応え、またこのような重責を担うことへの大きなプレッシャーを感じています。世界に私たちの取り組みを披露できる日が待ちきれません」と語り、期待と責任の大きさを明かした。

また、ブランドのCEO、アレクシス・ムーロ（Alexis Mourot）は、全体売上の約24％を占めるメンズ事業について「まだ大きな可能性があると確信しています」とコメントし、今後の拡大余地に言及。インスタグラムで1,910万人のフォロワーを抱えるスミスの影響力は、この成長を後押しすると見込まれている。

なお、初の「アヴァン・プルミエール・カプセル」は2026年1月、世界各地のルブタン ブティックおよび公式オンラインにて発売される予定だ。さらに同月のパリ・ファッションウィーク・メンズで、デビューコレクションが発表される。

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