9月29日(現地時間)、創業50周年を迎えたザラ(ZARA)は、世界を代表する50人のクリエイターとともに記念プロジェクトを発表した。
参加者には、アニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)やアナ・スイ(Anna Sui)、ケイト・モス(Kate Moss)、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)といったファッション界の重鎮に加え、映画監督のペドロ・アルモドバル(Pedro Almodóvar)、建築家ノーマン・フォスター(Norman Foster)、デザイナーのマーク・ニューソン(Marc Newson)など、ジャンルを超えた豪華な顔ぶれが並ぶ。



多彩な分野から集結する“50の才能”
今回の参加クリエイターは、ファッション、写真、建築、音楽など幅広い分野で活躍するトップランナーたち。展開されるのは、ジャケットやバッグといった定番のファッションアイテムから、スリーピングバッグやチェア、さらにはペットキャリーに至るまで多岐にわたるプロダクト群。それぞれのアイテムには、クリエイター独自の精神と美学が息づいており、半世紀にわたるブランドの歩みを讃えるにふさわしい、スケール感あふれるコレクションとなっている。
1960年代を象徴する写真家デイヴィッド・ベイリー(David Bailey)はアビエータージャケットを、メイクアップ界の巨匠パット・マグラス(Pat McGrath)はメイクバッグを、マーク・ニューソン(Marc Newson)はガラスタンブラーを制作。また、ザラの広告キャンペーンを数多く手がけてきたスティーブン・マイゼル(Steven Meisel)は、スタイリッシュなペットキャリーをデザインした。そのほかにも数多くのコラボレーションアイテムがラインナップされている。


Anna Sui x Zara


収益は全額寄付、社会貢献への姿勢も
また同コレクションの売上は、女性のリーダーシップを通じて環境保護に取り組む非営利団体「Women’s Earth Alliance」に全額寄付される。さらにザラは同額を上乗せし、参加クリエイターが選んだ50の慈善団体にも、それぞれ2万ユーロを支援する。
インディテックス会長マルタ・オルテガ・ペレス(Marta Ortega Pérez)は、「アーティストの方々が私たちの記念日を祝ってくださることは大変光栄です。彼らの想像力と革新性、誠実さは、創業以来ザラが大切にしてきたクラフトマンシップとデザインへの情熱を共有しています」とコメントしている。
パリで特別ポップアップも開催
また、パリ ファッションウィーク期間中には「ZARA 50th Anniversary Creative Gathering」と題したポップアップが開催される。キュレーションはサラ・アンデルマン(Sarah Andelman)が担当し、ミシェル・ゴーベール(Michel Gaubert)による特別なサウンドトラックやWe Are Onaのカフェが併設される。10月2日には、デレク・ブラスバーグ(Derek Blasberg)をモデレーターに迎え、マーク・ニューソン(Marc Newson)とのトークイベントも予定されている。
なお、ザラ 50周年コラボレーションコレクションは、10月6日より日本国内のZara.comで発売を予定している。
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