『マーク ジェイコブス(Marc Jacobs)x アー ペー セー(A.P.C.)』、1980年代をルーツにしたカプセルコレクションを発表

Marc Jacobs × A.P.C.

10月2日(現地時間)、マーク ジェイコブス(Marc Jacobs)とアー ペー セー(A.P.C.)は、1980年代の伝統やカレッジスタイルをベースにした2025年秋のカプセルコレクションを発表した。全24点で構成される同コレクションは、両ブランドが共有するカルチャー的背景と、ニューヨークとパリを軸としたアーカイブ要素を再解釈する試みとなっている。

友情から生まれたコラボレーション

このプロジェクトは、1990年代に始まったマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)とジャン・トゥイトゥ(Jean Touitou)の交流を基盤にしており、長年にわたり築かれてきた両者のクリエイティブな親和性が自然に結実したものだ。

コレクションでは、両ブランドのクレスト(紋章)が象徴的なアイテムに施されており、刺繍や型押しといったディテールが随所に登場。また、ウールとカウハイドを用いたバーシティジャケットやダブルネームのカットソーに加え、アー ペー セーの定番「THE JEAN」「THE SKIRT」「THE SHIRT」、マーク ジェイコブスのトートバッグやアー ペー セーのデミ・リュンヌのコレクターズエディションなど、メンズ・ウィメンズ双方に対応するラインアップが揃う。

また、コレクション全体に散りばめられているのは、オレンジのアクセント。ロゴやキャンバスジャケットの襟、ポロシャツのストライプに使われたこの色は、1980年代のパリでマーク・ジェイコブスが使用していた「Carte Orange」乗車券や、トゥイトゥがソルボンヌ大学時代に持っていた学生証にインスパイアされたものだ。

ジーンズのボタンには両デザイナーの横顔を刻んだ古代ローマ風のモチーフを採用。クラフツマンシップと遊び心を融合させたディテールが、コレクションのストーリーテリングを強調している。

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キャンペーンはフォトグラファーのニック・ニューボールド(Nick Newbold)が撮影し、スタイリングはアラステア・マッキム(Alastair McKimm)が担当。両ブランドの緻密さと文化的背景を視覚的に捉えた仕上がりとなっている。

なお、『Marc Jacobs × A.P.C.』カプセルコレクションは、10月2日(木)より発売が開始している。マーク ジェイコブスのストア、並びにアー ペー セーのブティック、そして公式オンラインストア(marcjacobs.jp および apcjp.com)にて展開される。

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