10月2日(現地時間)、アメリカを代表するファッションブランドのラルフ ローレン(Ralph Lauren)は、ロンドンのハノーバー スクエアに新たなレストラン「The Polo Bar Ralph Lauren」を2028年にオープンすることを発表した。ブランドは2015年、ニューヨークでアメリカ料理を提供するレストラン「The Polo Bar」を開業。瞬く間に予約困難として知られるほどの人気を集め、ブランドの世界観を体現する象徴的な存在となった。今回のロンドン出店は、その国際的な成功を背景に、ラルフ ローレンが長年追求してきた“洗練と温もりの融合”を新たな形で表現する場となる。
ブランド創設者であり、ラルフ ローレン コーポレーションのエグゼクティブ チェアマン兼チーフ クリエイティブ オフィサーを務めるラルフ・ローレン(Ralph Lauren)は次のように語っている。
「私は常に、イギリス的な生活様式が持つ特別な魅力と文化的遺産にインスパイアされてきました。何世紀にもわたる伝統に根ざした、気取らない優雅さ。それは、タイムレスな洗練と、さりげない気楽さ、そして自然なエレガンスが融合したものです。洗練性と温かみの完璧なバランス、そして愛する人たちと食卓を囲み食事を楽しむ心地よさ。これこそが、私のレストランが常に体現してきたことなのです。」
今回のオープンは、ラルフ ローレンが英国との長年の結びつきをさらに深める動きでもある。ブランドは1981年にロンドンのニューボンド ストリートに初のインターナショナル フラッグシップストアを開設し、以降40年以上にわたり英国での存在感を築いてきた。現在はロンドン市内に12店舗を展開し、ニューボンド ストリートとブロンプトン クロスには「Ralph’s Coffee」も構える。
また、ラルフ ローレンは英国文化への深い敬意と貢献でも知られる。2006年にはウィンブルドン選手権のオフィシャル アウトフィッターに就任し、2016年にはロイヤルマースデン病院内に「ラルフ ローレン乳がんリサーチセンター」を設立。2019年には長年の慈善活動と文化への貢献が評価され、アメリカ人ファッションデザイナーとして初めて名誉最優秀英帝国勲章(KBE)を受章している。
現在、ラルフ ローレンのホスピタリティ事業は、ニューヨーク、パリ、ミラノ、シカゴ、成都に5店舗のレストランを構え、世界各地に40以上の「Ralph’s Coffee」を展開。食を通してブランドの世界観を体験できる空間として、その存在はファッションとライフスタイルを結ぶ架け橋となっている。

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