アルタ ビューティ(Ulta Beauty)、新プラットフォーム「UBマーケットプレイス」をローンチ

Ulta Beauty

10月14日(現地時間)、米国最大のビューティリテーラーである「アルタ ビューティ(Ulta Beauty)」 が、ビューティとウェルネス領域に特化した新プラットフォーム 「UBマーケットプレイス(UB Marketplace)」 を発表した。同サービスは公式オンラインストア「ulta.com」および「Ulta Beauty」アプリ内で展開され、ブランドと顧客をより深くつなぐ新たな試みとして注目を集めている。

“Ulta Beauty Unleashed”戦略の中核に位置づけられる新事業

今回のローンチは、アルタ・ビューティが推進する新ビジネス拡大戦略「Ulta Beauty Unleashed」の一環だ。UBマーケットプレイスは、単なるオンラインモールではなく、アルタ・ビューティの厳しい審査基準を満たしたブランドのみを掲載する“キュレーション型プラットフォーム”として設計されている。

エンタープライズマーケットプレイスのリーディングカンパニー「ミラクル(Mirakl)」のテクノロジーを採用し、ビューティ、ウェルネス、ライフスタイルなど多様なカテゴリーを一体化。検索から決済までをシームレスに統合したUXによって、ユーザーはアルタ・ビューティらしい信頼性と一貫性のあるショッピング体験を楽しむことができる。さらに、購入時には「Ulta Beauty Rewards(リワードプログラム)」のポイント付与や店舗での返品対応も可能で、オンラインとオフラインを横断した利便性を実現している。

また、マーケティング戦略パートナーである「マークル(Merkle)」の専門知識と組み合わせることで、データ品質・物流・顧客サービスの運用体制を強化。これにより、ブランドにとってはスピーディな市場参入と成長の機会を、顧客にとってはより豊かで発見性のあるショッピング体験を提供することが可能になった。

「UBマーケットプレイスによって、より多くの新しいブランドを迅速に導入し、カテゴリーの深みを広げることが可能になりました」と語るのは、チーフ・マーチャンダイジング兼デジタルオフィサーの ローレン・ブリンドリー(Lauren Brindley)。「このモデルは発見とブランド構築を同時に拡大しつつ、Ulta Beautyならではの信頼性と楽しさを保っています。」

ローンチ時から100以上のブランドが参加

現在、「UBマーケットプレイス」では100以上のブランドが展開されており、今後12〜18か月でさらなる拡充が予定されている。
ローンチ時点では、以下のような多彩なブランドが登場した:

  • マニュキュリスト(Manucurist):植物由来のネイルケア
  • アポテーケ(Apotheke):ラグジュアリーなホームフレグランス
  • エーティーウォーター(ATWATER)オアーズ アンド アルプス(Oars + Alps):メンズグルーミング
  • ベイブラッシュ(Babe Lash):まつ毛・眉ケア
  • ニュクス(Nuxe)A313:フランス発スキンケア
  • オージー(Ogee):クリーン&ナチュラルビューティ
  • サタデースキン(Saturday Skin):Kビューティ由来のトリートメント

また、UBマーケットプレイスは、ビューティ、スキンケア、ヘアケア、フレグランス、ウェルネスといった主要カテゴリーにおける専門性をさらに強化する一方で、新興ブランドやトレンドにもスピーディに対応できる柔軟性を備えているという。これまで以上に“新しさ”と“信頼性”の両立を図る同社の姿勢は、アメリカの美容小売市場において新たなモデルケースとなるだろう。

ブランドの参加は招待制

なお、完全招待制である「UBマーケットプレイス」へのブランド参加は、アルタ ビューティの厳格な品質・パフォーマンス基準を満たすことが条件だ。参加希望のブランドは、ulta.com/marketplace から詳細情報を確認できる。

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