グッチ(Gucci)より、雪に覆われた雄大な山岳風景を舞台にした新キャンペーン「Gucci Altitude(グッチ・アルティチュード)」が発表された。ブランド初となるウィンタースポーツウェアコレクションは、高地でのパフォーマンスとグッチを象徴するデザインコードの融合をテーマに、“空と山のあいだ”という詩的な領域を探求する。そこでは、静と動、洗練と躍動が共鳴し合い、グッチが描く新たな美学が立ち上がる。
ヤニック・シナーが体現する“高み”の精神
このキャンペーンには、テニス界のトッププレーヤーであり、グローバル・ブランド・アンバサダーを務めるヤニック・シナー(Jannik Sinner)が登場。彼はテニスの世界で頭角を現す前、ジュニアスキー選手として雪山を駆け抜けていた経歴を持つ。
ビジュアルでは、果てしなく続く白銀の山脈を背景に、再び雪上に立つシナーの姿が映し出されている。シナーは撮影を振り返り、「山々に囲まれた静寂の中で行われたこの撮影は、特別で忘れがたい経験でした。幼い頃から山を愛してきた僕にとって、今回のロケーションはこれまでで最も印象的な場所でした。グッチはいつも想像を超えるアイデアを提案してくれますが、このキャンペーンはまさに魔法のような体験でした」と語った。
精密さとエレガンスが交差する、グッチの冬支度
今回のコレクションは、ウィンタースポーツウェアの精密さと、グッチが培ってきたレジャーウェアの伝統が融合したものだ。各ピースはフォームと機能を一体化させ、変化する自然のリズムに寄り添うような設計に。
またテクニカルな素材には、通気性に優れた3層構造や撥水仕上げを採用し、スキーパス用ポケットやタッチスクリーン対応のインテリアといった実用性も兼備。その一方で、シルエットは流麗で、あくまでもエレガントな仕上がりになっている。

アイウエアが完成させる“雪上の美学”
このコレクションの仕上げを飾るのが、スポーツスピリットを纏ったアイウエアである。ブランドロゴ入りのエラスティックストラップとメタルプレートが際立つスキーマスク「GG1974S」、そして幾何学的なフォルムが特徴のラップアラウンド型サングラス「GG2011S」が登場する。
いずれも、雪上の光を繊細に捉えるミラーレンズとGGモノグラム柄レンズの2タイプを展開し、自然との調和とグッチの美意識を見事に映し出す。

HEADとの協業によるテクニカル・クラフツマンシップ
さらにグッチは、スイスの老舗スポーツブランド「ヘッド(HEAD)」とのコラボレーションによるアイテムも発表した。スキー板、スキーポール、スノーボード、スポーツバッグ、ヘルメットなどが揃い、それぞれにグッチの象徴的なウェブストライプがあしらわれている。
テクノロジーとクラフツマンシップが融合したこれらのプロダクトは、冬の過酷な環境にもエレガンスを失わない“テクニカル・ラグジュアリー”を体現している。
なお、「Gucci Altitude」コレクションは、世界各国のグッチの店頭、およびグッチ公式ウェブサイトで販売が開始されている。

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