ザラ(ZARA)、ルドヴィック・ド・サン・セルナンと初のコラボコレクションを発表

ZARA

11月11日(現地時間)、ザラ(ZARA)は、パリを拠点とするデザイナー、ルドヴィック・ド・サン・セルナン(Ludovic de Saint Sernin)との初のコラボレーション「Ludovic de Saint Sernin × ZARA コレクション」を発表した。

8年以上にわたり独立した活動を続けてきたルドヴィックにとって、本コラボレーションは“夢の実現”だという。挑発的でありながら繊細、センシュアルでありながら知的という彼の美学が、ザラとの協業によってさらに幅広いオーディエンスへ届くのだ。

ルドヴィックは今回のコレクションについて、「自らが思い描いてきた“理想のワードローブ”そのもの」であり、「驚くほど高いクオリティで仕立てられたアイテムばかりで、自分自身が着たいと思えるものであり、誰が着ても美しく映える仕上がりです」と語る。

ニューヨークが息づく、リアルライフ・シネマの世界

このコレクションの舞台は、ルドヴィックにとって特別な意味を持つ街、ニューヨーク。彼の創造性を長年刺激し続けてきたこの街のダイナミズム、自由、そして多様性が、全体のムードを形づくっている。

1980年代のストイックな雰囲気と、1990年代後半〜2000年代初頭の“イージーシック”な感性を再解釈し、昼から夜へ、夜から朝へと自然に移ろうスタイルを提案。地下鉄でもタウンカーの後部座席でも映える、実用性とグラマラスさを兼ね備えたラインナップだ。

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細部に宿るセンシュアリティとクラフトマンシップ

コレクションでは、ルドヴィックの象徴的なディテールがザラのクラフトマンシップによって新たに再構築された。メタルアイレットはポリッシュドクロームのスタッズとして表現され、レザートレンチコートやミニドレス、スタックベルトなどに華やかさを添える。軽量メタルメッシュ素材を用いたホルターネックトップやミニスカートは、光の角度によって異なる輝きを放ち、センシュアルなムードを演出する。

素材には艶を湛えたウールやシルクサテン、ストーンウォッシュデニム、カーフスキンなどを使用。特にジェットブラックのヘアカーフレザーで仕立てたカーコートは、コレクションを象徴する一着として際立つ存在感を放つ。

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白昼夢のようなキャンペーンフィルム

キャンペーンフィルムは、映像作家ゴードン・フォン・シュタイナー(Gordon von Steiner)が手がけた。舞台はダウンタウン・マンハッタン。静止した時間の中を駆け抜けるモデルたちの姿が幻想的に描かれ、ルドヴィックの世界観とザラのモダンな感性が見事に融合している。

このフィルムには、デザイナー自身に加え、アレックス・コンサーニ(Alex Consani)、アメリア・グレイ(Amelia Gray)など、ブランドを象徴するモデルたちも出演している。

ルドヴィックは作品のテーマについて、現実と夢の境界が曖昧になる“白昼夢”を掲げ、「その瞬間こそ、より大きな夢を持ち続ける意味があるのです」と説明する。さらに、ザラのチームがビジョンを信じ、家族のように迎え入れたことへの深い感謝を述べ、このコラボレーションが「夢が現実になった瞬間でした」と振り返る。

「Ludovic de Saint Sernin × ZARA コレクション」は、2025年11月17日(月)よりザラ公式オンラインストアにて発売される。

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