創業130周年を迎えたジュエリーブランドの「スワロフスキー(Swarovski)」が、パリを象徴するホリデーイベント「シャンゼリゼ通りイルミネーション」の2025年エクスクルーシブスポンサーを務めることが明らかになった。パリ市およびシャンゼリゼ委員会とのパートナーシップのもと、イルミネーションは2025年11月16日から2026年1月4日まで点灯される。
レア・セドゥとシャルロット・カルダンが華を添えた点灯式
11月16日に行われたオープニングセレモニーには、フランスを代表する俳優レア・セドゥ(Léa Seydoux)が“ゴッドマザー”として登場。また、フランス系カナダ人シンガーソングライターのシャルロット・カルダン(Charlotte Cardin)がスワロフスキーのジュエリーを纏いながら幻想的なパフォーマンスを披露し、会場を華やかに彩った。
パリ各地で展開されるインスタレーション
今回のイルミネーションに加え、スワロフスキーが培ってきた光学的技術はパリ各地で存在感を放つ。シャンゼリゼ通り中央のロン・ポワン噴水では、クリスタルチェーンが回転しながら光を反射し、繊細な光の動きを演出。さらにヴェルサイユ宮殿では、バロック様式のシャンデリアの修復を担当し、LEDキャンドルライトによって歴史的建築物に新たな輝きを与えている。
凱旋門近くに期間限定ポップアップストアがオープン
130周年を記念し、凱旋門近くにはスワロフスキーの期間限定ポップアップストアがオープンする。このストアは11月16日から12月26日まで、凱旋門前の 1 Place Charles de Gaulle(75008 Paris) で展開され、ホリデーシーズンを彩る特別なコレクションを紹介する。
空間デザインはメゾンのシグネチャーである“オクタゴン”から着想を得たもので、創造性とクラフツマンシップが融合した世界観が広がる。クリエイティブディレクター、ジョバンナ・エンゲルバート(Giovanna Engelbert)による「The Vienna Collection」をはじめ、130年のサヴォアフェールを体現するジュエリーやホームデコレーションが並ぶ。
また、ギフト&パーソナライゼーションステーションではクリスタル文字によるギフトボックスのカスタマイズが可能。精巧にカットされたクリアクリスタルのエッフェル塔オブジェや、シルバートーンのハードウェアとエッフェル塔チャームをあしらったペンなど、ホリデーギフトとしても魅力的なアイテムが揃う。


130年続く“光の匠”としてのレガシー
1895年の創業以来、スワロフスキーは光を操るクラフツマンシップを礎に世界的な地位を築いてきた。創業者ダニエル・スワロフスキー(Daniel Swarovski)が世界初の電動クリスタルカッティングマシンを開発したのち、1900年のパリ万国博覧会でその先進技術を披露。これを契機にパリのファッションハウスとのパートナーシップが生まれ、以来、ブランドとパリ、そしてファッション業界を結ぶ特別な関係性が続いている。
また、スワロフスキーとパリ市は芸術性・革新性・文化的発展という共通の価値観を共有し、ANDAMファッションアワードを通じた若手デザイナー支援など多方面で協働。パリ・ファッションウィークでは、トップデザイナーのルックを輝かせる重要なパートナーとして欠かせない存在となっている。
現在は140以上の国と地域に事業を広げ、2,300を超えるストア網と18,600人の従業員を擁するグローバルブランドとして、その存在感を一層高めている。
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