11月18日(現地時間)、スペイン発のラグジュアリーブランド「ロエベ(Loewe)」は、韓国俳優のソン・ガン(Song Kang)を新たなブランドアンバサダーに起用したと発表した。スクリーン上で圧倒的な存在感を放ち、現代的なスタイルで支持を集める彼の起用は、同ブランドが進めるグローバル戦略をさらに加速させるものだ。
韓国ドラマから世界へ
ソン・ガンはNetflixドラマ《恋するアプリ Love Alarm》でブレイクした後、《Sweet Home -俺と世界の絶望-》《わかっていても》《マイ・デーモン》など国際的評価を得た作品で多彩な表現力を示してきた。感情表現の深さと現代的なカリスマ性を併せ持ち、アジアにとどまらず世界的なファンベースを築いていることが、今回の起用にも強く反映されている。
今回のアンバサダー就任について、ソン・ガンは次のように語っている。
「私はいつも、クラフトやレザーに対するロエベの革新的なアプローチに惹かれてきました。自分の仕事でも、実験的であることと自身の芸術的ルーツを大切にすることとのバランスが欠かせません。新しいチャプターをともに始められることが本当に楽しみです。」
ロエベの新章を導くクリエイティブディレクション
ロエベは2025年、ジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)を新たなクリエイティブディレクターに迎え、大きな転換期を迎えている。長年のプロエンザ スクーラー(Proenza Schouler)での実績を持つ二人は、鋭い素材感覚と建築的なプロポーションで評価されてきた。ロエベでもその感性は存分に発揮され、クラフトマンシップを核としながらも、より現代的で力強い美学を帯びたコレクションへと進化しつつある。
こうした刷新のタイミングで起用されたソン・ガンは、ブランドアンバサダーとして、新生ロエベが目指す世界観をより強く、より鮮やかに伝える役割を担っていく。
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