イタリアのラグジュアリーブランド「アルベルタ フェレッティ(Alberta Ferretti)」は、2026年2月にドバイで最新コレクションを発表することを発表した。
これは、ブランドにとって中東で開催する初の本格的なランウェイショーであり、今回はドバイ・ファッションウィーク(Dubai Fashion Week/DFW)2026年秋冬シーズンのゲストデザイナーとして参加する。ショーは2月1日(現地時間)、通称「d3」として知られるドバイ・デザイン・ディストリクトにて、同イベントのオープニングを飾る予定だ。
アルベルタ フェレッティのクリエイティブディレクターであるロレンツォ・セラフィニ(Lorenzo Serafini) は、今回の中東での初披露について次のように述べている。
「アルベルタ フェレッティの世界観をドバイに届けられることをとても嬉しく思います。ドバイのエネルギー、国際的なオーディエンス、そしてデザインに対する揺るぎない姿勢は、私たちの地域初のショーにふさわしい場所です。」
また、「今回の2026年秋冬コレクションでは、私が思い描くアルベルタ フェレッティ像を形づくる“洗練されたクラフツマンシップ”と“情緒的な感性”を表現しています」とコメント。
セラフィニは2024年に創業者であるアルベルタ・フェレッティ(Alberta Ferretti) からクリエイティブディレクターを継承し、ブランドのビジョンを新たな方向へと導いている。
ドバイのファッション都市としての台頭
エッフェ・グループ(Aeffe Group)執行会長 マッシモ・フェレッティ(Massimo Ferretti) は、今回のドバイでのショーの意義について次のように述べる。
「ドバイは文化、クリエイティビティ、そしてグローバルビジネスが交わる特別な場所です。ドバイファッションウィークでアルベルタ フェレッティの2026年秋冬コレクションを披露できることは、ブランドの国際的な存在感をさらに強化する重要な機会です。このシーズンのオープニングを飾り、世界のファッションの未来を形づくるプラットフォームに貢献できることを誇りに思います。」
ドバイ・デザイン・ディストリクト(d3) シニア・バイス・プレジデントのハディジャ・アル・バスタキ(Khadija Al Bastaki)は、「アルベルタ フェレッティとクリエイティブディレクターのロレンツォ・セラフィニを迎えられることはDFWにとって大きな名誉であり、優れたメゾンや新進気鋭ブランドが、ドバイをファッションと創造性の中心地として信頼していることを改めて示しています」とコメント。
さらに、アラブファッションカウンシル 最高戦略責任者のモハメド・アクラ(Mohammed Aqra)も、「アルベルタ フェレッティをゲストブランドとして迎えることは、ドバイファッションウィークの存在感がますます強まっている証です。今回のコラボレーションは、ドバイが世界のファッションの会話に参加するだけでなく、その流れを牽引しているという私たちの信念を裏づけるものです。私たちは、地域と世界の最も影響力のあるファッションの声を結びつけ続けていきます」と続けた。
ドバイ・ファッションウィーク 2026年秋冬は、2026年2月1日〜6日に開催される。近年、ドバイはニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリと並ぶ“世界5大ファッションウィーク”の一角として存在感を急速に高めており、欧州ブランドが戦略的に発表の場として選ぶケースも増えている。
また、毎年世界中からバイヤー、超富裕層(UHNW)クライアント、プレスを含む8万人以上が来場する国際的ハブでもあり、ファッション、ビジネス、カルチャーが交差する舞台として、その重要性は今後さらに高まっていくと見られている。
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