12月4日(現地時間)、アメリカを代表するラグジュアリーブランド「ラルフ ローレン(Ralph Lauren)」は、2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック/パラリンピック競技大会に臨む チームUSAの開会式・閉会式ユニフォームを発表した。同ブランドがチームUSAのユニフォームを手がけるのは今回で10大会連続となり、約20年にわたって築いてきたレガシーが節目を迎える。
開会式ユニフォーム:象徴性とクラフツマンシップの共存
開会式ユニフォームは、ウィンターホワイトのウールコートが主役だ。伝統的な木製トグルを備え、クラシックなアメリカン・ヘリテージを表現する。そこに、星条旗をインターシャ編みで落とし込んだタートルネックセーター、テーラードウールパンツを組み合わせ、静かで力強い存在感を描き出している。
閉会式ユニフォーム:ヴィンテージスキーの精神を現代的に再構築
閉会式ユニフォームは、ヴィンテージのスキー競技ウェアをベースにしたカラーブロックのパッファージャケットが主役だ。チームUSAのグラフィックが大きくあしらわれ、スポーティでありながらも都会的な洗練を感じさせるデザインに仕上がっている。
ここに、国旗を想起させるカラーリングのウールタートルネックと、クリーンな印象をもたらすホワイトのユーティリティパンツを組み合わせ、活気と清潔感を同時に備えたバランスの良いスタイルをつくり上げる。
仕上げには、レッド、ホワイト、ブルーを用いたインターシャ編みのニット帽とミトン、レザーベルト、そして赤い靴紐がアクセントのブラウンスエード製アルペンブーツをプラス。いずれのアイテムもアメリカ国内で製造されており、細部に至るまでクラフツマンシップへの強いこだわりが息づいている。
冬季大会のムードを日常へ届けるチームUSAコレクション
ラルフ ローレンはユニフォームとあわせて、メンズ、レディース、チルドレン向けのアパレルとアクセサリーを揃えた「チームUSAコレクション」も同時に展開する。冬季大会ならではの洗練されたムードとスポーティなエネルギーを、日常のワードローブに自然に取り入れられるようデザインしたラインナップだ。
レザーシアリングジャケットや存在感のあるアイコニックなセーター、さまざまなタイプのパッファー、ユニークなプリントを施したフリースアウター、さらに伝統的なホッケーを想起させるシルエットのアイテムまで、多彩なバリエーションが揃い、スタイルの幅を広げてくれるコレクションとなっている。

ブランドを率いる デイヴィッド・ローレン(David Lauren) は、この取り組みに込めた思いを次のように語る。
「ラルフ ローレンは、20年近くにわたり、チームUSAにユニフォームを提供するという大変光栄な役割を担ってきました。スポーツ界で最もドラマティックな舞台において、生涯の夢を追い求める我が国の素晴らしいアスリートたちのユニフォームを手がけることの意義と、その途方もない重みを思えば、決して色褪せることのない名誉です。」
「当社のデザイン哲学は常に、スタイルを通じて夢を創造し、物語を紡ぐことにあります。今回のユニフォームは、タイムレスでありながらも現代的なデザインを実現したものであり、そこにはアメリカンスピリットを体現する情熱、楽観主義、そして、たゆまぬ向上心が反映されています。ファッションの都のひとつであるミラノ。今年はここを舞台に、ラルフ ローレンが貫く不変のスタイルに忠実であり続けながら、この街の創造的な精神に敬意を表することを心掛けました。」
さらに、アメリカ オリンピック/パラリンピック委員会(USOPC)CEO サラ・ハーシュランド(Sarah Hirshland) もラルフ ローレンの貢献を次のように讃えた。
「ラルフ ローレンはタイムレスなデザイン、クラフツマンシップへの強いこだわり、そしてチームUSAの大いなる野心に呼応する革新の精神を通じて、その物語を高める素晴らしいパートナーであり続けてきました。彼らの仕事は、約20年にわたりチームUSAのアイデンティティに寄り添い、選手たちの精神を汲み取り、世界の舞台でアメリカを代表する彼らに大きな誇りを与えてきました。」
同コレクションは 12月4日(現地時間)より米国内の一部店舗とオンライン(Ralphlauren.com/TeamUSAShop.com) にて販売中。イタリアではミラノとローマの店舗に加え、開催期間中のみコルティナのローザペトラ ホテル内ポップアップでも展開される。なお、日本での展開は予定されていない。
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