ミラノ発のラグジュアリーブランドの「ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)」は、この度、世界屈指の社交・文化イベントとして知られる「第68回ウィーンオペラ舞踏会」において、オープニングセレモニーで披露された16組のダンサーのための衣装を手がけた。舞台となったのは、格式高いウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)。国際的な文化の象徴ともいえるこの舞踏会において、アルマーニの美学がバレエという身体表現と交差した瞬間である。
公演では、今年より芸術監督を務めるアレッサンドラ・フェリ(Alessandra Ferri)が率いるウィーン国立バレエ団(Wiener Staatsballett)が群舞作品を披露。このプロジェクトは、著名なダンサーであるフェリとの長年にわたる信頼関係から生まれたものであり、アルマーニにとって近年手がけた最後期の取り組みのひとつでもある。



今回の衣装制作は、単なる舞台衣装のデザインにとどまらず、ブランドと舞台芸術の世界との対話、そして国際的な文化の卓越性への深い親和性を改めて示している。抑制されたライン、洗練されたシルエット、過度な装飾を排したエレガンスというアルマーニの美学は、群舞というダイナミックなフォーマットの中で、静かでありながら確かな存在感を放っていた。
また当日、アレッサンドラ・フェリは、ジョルジオ アルマーニ コレクションより、パウダーブルーのシルクチュールドレスを着用し登場。バゲット刺繍の繊細なディテールが施されたロングドレスが、舞踏会という祝祭の場にふさわしい優雅な気品を漂わせた。
