ザラ(Zara)、ウィリー チャバリアとのコラボコレクション「Vatisimo」を発表

Zara

3月23日(現地時間)スペイン発のグローバルリテーラー「ザラ(Zara)」は、ニューヨークを拠点とするデザイナー、ウィリー・チャバリア(Willy Chavarria)とのコラボレーションコレクション「バティシモ(Vatisimo)」を発表した。

同コレクションは、チャバリアのルーツであるチカーノ文化を軸に、「文化」「アイデンティティの自由」「ファッションのグローバル展開」といったテーマを体現するものだ。名称の「Vatisimo」は、チカーノ・コミュニティにおいて「仲間」や「大切な存在」を意味する口語「vato」の最上級形に由来し、友情や連帯、愛情を象徴する言葉として選ばれている。

zara4

ラインナップは、メンズおよびウィメンズのレディ・トゥ・ウェアを中心に、アクセサリーやジュエリー、フットウェアまで幅広く展開される。価格帯は25ドルから529ドルとされ、グローバル市場を意識したレンジ設定となっている。チャバリアの特徴である精緻なテーラリングと力強いシルエットが随所に表現されており、構築的なペンシルスカートやワイドレッグのトラウザーズ、角度のあるラインが際立つショーツなどが象徴的なアイテムとして挙げられる。

素材面では、イタリア製ファブリックをはじめ、レザー、キュプラ、デニム、ニット、ジャージーなど多様なテキスタイルを採用。切りっぱなしのディテールを施したシャツや、ルーズなテーラリング、デニムドレス、フローラルブラウス、シルクスリップといったアイテムが並び、ワークウェアの文脈とエレガンスを横断する構成となっている。また、「Chavarria」のロゴを配したTシャツやフーディ、レザーグッズも展開される。

ザラはルックブックにおいて、今回の協業について次のように説明している。

「本パートナーシップは、ウィリーのクリエイティブな視点を、希釈することなく、妥協することなく、洗練されたスタイルを持つ男女に向けて世界規模のプラットフォームへと届けるものです。『Vatisimo』は尊厳に根ざしている。それは可視性についての物語であり、個性を共有することについての提案である。『Vatisimo』は、ウィリー・チャバリアの美学をより広い領域へと拡張したものです。」

キャンペーンビジュアルは、フォトグラファー兼ディレクターのグレン・ラッチフォード(Glen Luchford)とチャバリア自身が手がけ、スーパーモデルのクリスティ・ターリントン(Christy Turlington)と俳優アルベルト・ゲラ(Alberto Guerra)を起用。撮影はメキシコで行われ、テレノベラの文脈を引用しながら、権力や嫉妬、欲望が交錯するドラマティックな物語が描かれている。

zara 5

zara3

販売は2026年3月26日より開始され、世界各地の一部店舗および公式オンラインストアに加え、ニューヨーク・スプリングストリート73番地にてポップアップストアも展開される予定だ。

なお、ザラは直近で、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)との2年間にわたるクリエイティブパートナーシップも発表している。ガリアーノはブランドのアーカイブを再解釈するプロジェクトを進行中であり、2026年9月に最初のコレクションが公開される見込みである。

Copyright © 2026 Oui Speak Fashion. All rights reserved.