3月24日(現地時間)、ラルフ ローレン コーポレーション(Ralph Lauren Corporation)は、グローバル市民権・サステナビリティ戦略の新フェーズ「タイムレス・バイ・デザイン 2030(Timeless by Design 2030)」を発表した。同戦略は、同社がこれまで積み上げてきたサステナビリティへの取り組みをさらに強化・発展させることを目的とするものだ。
ラルフ ローレン コーポレーションはこれまでも、温室効果ガス(GHG)排出量の削減や水使用量の低減、サステナブル素材の導入など、環境負荷を抑えるための具体的な施策を推進してきた。特に、生産ユニットの99%においてサステナブル素材基準の少なくとも一つを満たすという実績は、業界内でも注目に値する。今回の新戦略は、そうした成果を土台に据え、2030年を見据えた次の章を切り拓くものとなっている。
チーフ グローバル インパクト&コミュニケーションズ オフィサーのケイティ・イオアニリ(Katie Ioanilli)は「ビジネスを形作る人々、私たちが奉仕するコミュニティ、そして製品を可能にする資源のレジリエンスに投資することで、ラルフ ローレンの長期的な強さと耐久性を強化しています。すべての活動にインスピレーションを与えるラルフのタイムレスなビジョンに沿って、この取り組みは永続的であり、時代の試練に耐えうるビジネスを運営するための基盤となっています」と語る。
4つの柱と旗艦プログラム
タイムレス・バイ・デザイン 2030は、それぞれに明確な目標を持つ4つの柱で構成される。
パートナー・フォー・インパクト(Partner for Impact): サプライチェーン全体での炭素排出量・水使用量の削減と、労働者への能力開発プログラムの拡充を軸とする柱。旗艦プログラム「デザイン・ウィズ・インテント(Design with Intent)」を通じ、文化的に持続可能なデザインを製品とブランドストーリーへ統合していく。
プロテクト・ナチュラル・リソーシズ(Protect Natural Resources): 気候・自然環境への影響に対応する柱で、循環型原則に沿った製品づくりや革新的素材への投資を進める。ラルフ ローレンの主要素材である綿に焦点を当てた旗艦プログラム「コットン・スチュワードシップ(Cotton Stewardship)」のもと、再生農業・リサイクルコットンへの移行を加速させる方針だ。
エンゲージ&イネーブル・チームズ(Engage & Enable Teams): 従業員の成長支援と帰属意識の醸成を重視する柱。旗艦プログラム「オンリー・アット・RL(Only at RL)」は、すべての社員が価値を認められる環境でキャリアを築けるという、ラルフ ローレンならではの職場体験を体現するものである。
ケア・フォー・コミュニティーズ(Care for Communities) :地域社会への貢献を推進する柱で、従業員ボランティアや慈善活動、戦略的パートナーシップを通じて社会的インパクトを拡大する。旗艦プログラム「ピンク・ポニー(Pink Pony)」は、同社がグローバルに展開するがんとの闘いを象徴するイニシアティブ。
5年間の取り組みとして
タイムレス・バイ・デザイン 2030は今後5年間の優先事項を示すもので、同社の成長戦略「ネクスト・グレート・チャプター:ドライブ(Next Great Chapter: Drive)」とも連動。進捗は同社の会計年度に合わせて年次で測定・報告される予定で、全目標は公式ウェブサイトで公開されている。
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