3月26日(現地時間)、マルベリー(Mulberry)は、英国人デザイナーのクリストファー・ケイン(Christopher Kane)をウィメンズ・レディ・トゥ・ウェア部門のクリエイティブ・ディレクターに任命したことを発表した。アクセサリーブランドとしての強固な基盤を持つ同社が、レディ・トゥ・ウェア領域の強化へと本格的に舵を切る動きである。
今回の起用は、ブランドが掲げる「Back to the Mulberry Spirit」戦略の延長線上に位置づけられる。同戦略は、英国的な創造性、クラフトマンシップ、そしてカルチャーとの結びつきを再定義する取り組みとして進められてきたものであり、今回の人事はその思想を体現するものといえる。
クリストファー・ケインは、ロンドンのファッション名門校、セントラル・セント・マーチンズ出身。ヴォーグ ファッションファンド(Vogue Fashion Fund)の受賞歴を持ち、さらにブリティッシュファッションアワーズ(British Fashion Awards)では「ウィメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤー」を含む複数の受賞経験を誇る。知性と実験性、そしてクラフトへの深い理解を融合させたデザインで知られ、ロンドンファッションシーンを代表する存在の一人である。
マルベリーのCEO、アンドレア・バルド(Andrea Baldo)は今回の就任について次のようにコメントしている。
「クリストファーを迎えることは、レディ・トゥ・ウェアの新章を切り開くマルベリーにとって重要な節目です。クリストファーは創造性、知的厳密さ、そして本能的な遊び心を兼ね備え、さらにクラフトや素材に対する深い敬意を持つ稀有な存在です。彼のビジョンは、マルベリーの伝統と、このブランドを形づくる英国的創造性の精神と強く共鳴しています。今後はアクセサリーの領域を超え、グローバルな舞台においてレディ・トゥ・ウェアの新たな未来を共に築いていくことを楽しみにしています。」
また、クリストファー・ケインは今回のパートナーシップについて「豊かな英国の伝統とクラフトへの深いコミットメントを持つブランド、マルベリーに参加できることを光栄に思います。アンドレアおよびチームと密に協働し、マルベリーの精神を称えるレディ・トゥ・ウェアの新章を創り上げていくことを楽しみにしています」と喜びを伝えた。
ケインによる初のコレクションは、2026年9月に発表予定であり、2027年1月より店舗およびオンラインで展開される見込みだ。
Copyright © 2026 Oui Speak Fashion. All rights reserved.