ケリング(Kering)、次世代中国人デザイナーを支援する新プログラム「Kering CRAFT」初回フェロー10名を発表

Kering CRAFT

3月30日(現地時間)、ラグジュアリーグループの「ケリング(Kering)」は、上海 ファッションウィークとのパートナーシップのもと、新たな育成プログラム「Kering CRAFT(Creative Residency for Artisanship, Fashion and Technology)」の初回フェロー10名を発表した。同プログラムは、次世代の中国人デザイナーを対象に、クラフツマンシップ、ファッション、テクノロジーの融合を軸とした国際的な育成機会を提供する取り組みである。

この育成プログラムには、2025年12月の応募開始以降、100名を超える候補者がエントリー。2026年3月には、ケリングおよび上海ファッションウィーク、さらに国際的な専門家で構成されるアドバイザリーボードによる審査が行われた。選考基準には、創造性や独創性、クラフツマンシップの完成度、将来性、そして未来のラグジュアリーを体現する視点が含まれている。

中国発クリエイティブの新世代にフォーカス

ケリング・グレーター・チャイナのプレジデントである蔡金青(CAI Jinqing)は、今回の選出について次のように述べている。

「今回の初代フェロー10名の選出にあたり、多大なるご支援をいただいたKering CRAFTアドバイザリーボードおよび上海ファッションウィークに深く感謝申し上げます。彼らの創造への情熱、独自の視点、卓越した能力、そして高い可能性は、中国の新世代クリエイターを象徴するものです。本レジデンシーを通じた学びと文化交流、そしてCRAFTコミュニティのさらなる多様性と豊かさの拡張を期待しています。」

選出されたフェローは、ファッションおよびジュエリーデザインを中心に、それぞれが明確なクリエイティブアイデンティティを持つ人材で構成される。中国の文化や哲学をベースにしながらも、それらをグローバルな文脈で再解釈しており、ローカルに根ざした感性と、国際的な視野の両立が共通して見て取れる。

ミラノ・パリ・上海を巡る国際育成プログラム

なお、同プログラムは、ミラノ、パリ、上海の3都市を軸に展開される。実践的な学びと専門家によるメンタリング、さらに文化交流を通じて、参加者のクリエイティブおよびビジネス双方の成長を促進していく。

グッチ(Gucci)のアーティスティック・ディレクターであり、Kering CRAFTアドバイザリーボードのメンバーであるデムナ(Demna)は次のように語る。

「中国における創造性、革新性、そして技術力には常に強い関心を抱いてきました。次世代の中国人クリエイターを支援し、彼らがファッションの未来をどのように形作っていくのかを見るのが楽しみです。」

フェローは2026年5月よりプログラムに参加し、最初の訪問地としてイタリアを予定。その後、すべてのプログラムを修了したのち、2027年の上海ファッションウィークにて最終プロジェクトを発表する見込みである。

選出された10名のフェロー

今回選出されたメンバーは以下の通り:

・CAI Jiaen(J E CAI)
・HU Nan(Nan Knits)
・LONGHONG Ziwei(Soft Mountains)
・QI Yueqi(YUEQI QI)
・WANG Fengchen(Feng Chen Wang)
・WEI Donghui(JACQUES WEI)
・XIA Rong(macro’SENSES)
・XU Hao(qiqi)
・YU Gengyi(Midnight Opera House)
・ZHONG Zixin(Zhong Zixin)

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