4月16日(現地時間)、フランスのラグジュアリーグループ「ケリング(Kering)」は、中国発ファッショングループ「ICCF」との戦略的パートナーシップの締結を発表した。同提携の一環として、ケリングはICCFの少数株式を取得する。取引の金額など詳細な条件については明らかにされていない。
今回の提携は、中国市場に対する深い知見を持つICCFと、欧州を拠点にクラフツマンシップやブランド開発を培ってきたケリングの強みを掛け合わせるものだ。両社は、それぞれの領域で蓄積してきた専門性を統合することで、グローバルなラグジュアリー市場における競争力の強化を図る。
ケリングは声明の中で、「本パートナーシップは、中国のラグジュアリーエコシステムおよび文化的背景に対するICCFの深い理解と、クラフツマンシップ、オペレーション、そして欧州におけるブランド開発において長年にわたり培われてきたケリングの専門性を結びつけるものです」と述べている。
ICICLEの国際展開を加速
今回の投資は、ICCFの主力ブランドであるICICLEのさらなる成長を後押しするものとなる。具体的には、グローバル市場における展開の拡大に加え、新カテゴリーへの進出を含む商品ラインの強化が視野に入る。
ケリングは、「今回の投資は、ICCFの主力ブランドであるICICLEの次なる発展段階を支えるものであり、ブランドの継続的な国際展開の推進に加え、新たなカテゴリーにおける商品ラインの拡充を含むものです」と説明している。
ICICLEは1997年に上海で創業されたブランドであり、東洋思想に根ざしたデザインアプローチを特徴とする。天然素材の使用や洗練されたクラフツマンシップ、静謐で現代的な美意識を融合させたコレクションを展開している。現在はウィメンズおよびメンズのレディ・トゥ・ウェア、アクセサリーを中心に、北京、上海、パリを含む世界各地で200以上の店舗を運営している。
「House of Wonders」による新たな投資戦略
なお、この提携は、ケリングが新たに立ち上げた戦略的プログラム「House of Wonders」のもとで推進される。同プログラムは、市場やカテゴリー、地域を横断して文化的関連性の高い新興ラグジュアリーブランドを選定し、長期的な視点で支援することを目的とするものだ。
ケリングは、独自のビジョンと真正性を持ち、グローバル市場での拡張可能性を有するブランドとのパートナーシップを通じて、持続的な価値創出を目指す姿勢を明確にしている。
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