2月8日(現地時間)、アルチュザラ(Altuzarra)のクリエイティブディレクターであるジョセフ・アルチュザラ(Joseph Altuzarra)は、ニューヨークのインティメートな空間で、2025年秋コレクションを発表した。今回のショーでは、ブランドの持つ洗練された美学をさらに深化させ、クラシックなフェミニニティにモダンなツイストを加えたアイテムの数々が披露された。
クラシックとモダンの融合
コレクション全体を通して見られたのは、洗練されたシルエットとテクスチャーの対比だ。例えば、ボディコンシャスなブラックドレスは、シアーなスリーブやドレープを取り入れることで、硬質さと柔らかさのバランスを絶妙に表現。特に、ブラックのスリップドレスにメタリックなチョーカーを合わせたルックは、シンプルでありながら力強い存在感を放つものに。


一方で、たっぷりとした分量感のあるルックも目を引いた。ふわりと広がるホワイトのシースルーパンツに、オーバーサイズのファージャケットを組み合わせたスタイルには、クラシックなエレガンスに現代的な遊び心が加えられている。また、繊細なフリルが施されたブラウスとファージャケットの組み合わせは、伝統的なフェミニンな要素を持ちつつも、シルエットの大胆さがモダンな印象を与えていた。
さらに、クラシックなツイードジャケットには、立体的な編み込みディテールが施された大胆なモコモコスカートが合わせられ、クラシックな素材にモダンなひねりをプラス。伝統的なツイードを革新的な形で再解釈しており、アルチュザラの創造性を感じさせる。



「アルチュザラらしさ」であるジョセフのこだわりは、素材の選択にも見られた。透け感のあるシルクやメッシュ、しなやかなレザー、そして豪奢なファーなど、多様な質感がそれぞれのスタイリングに巧みにミックスされている。
特に、深いパープルのシアードレスは、光の加減によって表情を変える美しさが際立ち、ブランドの得意とするドラマティックな魅力を体現していた。



アイコニックなファーコートのアップデートも見逃せない。ブラウンとブラックのコンビネーションが施されたフルレングスのファーコートは、ゴージャスでクラシカルでありながらも絶妙に異なるファーの質感やカラー、ウエストの帯などを融合させ、現代のラグジュアリーにふさわしい洗練さを備えたデザインへと生まれ変わっていた。


ランウェイ終盤に登場したのは、煌びやかな装飾が施されたルックであった。例えば、ブラックのニットトップスは、多数のメタリックボールの装飾が施されることで、シンプルなデザインにモダンなエッジを追加。さらに、最後を締め括ったホワイトのフルレングスドレスは、全体にクリスタルのような装飾が散りばめられ、まるで夜空の星を纏っているかのような幻想的な一着であった。


ブランドのシグネチャーであるエレガンスを基盤としつつも、マテリアルやシルエットには実験的なアプローチが光ったアルチュザラの2025年秋コレクション。特に、洗練されたシアードレスや装飾を施したニットウェアは、今シーズンのトレンドを牽引する要素となりそうだ。
都会を生きる女性のための洗練されたスタイル。それは単なるファッションではなく、ひとつの哲学であり、揺るぎない意志の表現でもある。アルチュザラは、今季もその信念を貫き、新たなラグジュアリーの形を描き出した。
アルチュザラ 2025年秋冬コレクションの全てのルックは、以下のギャラリーから。
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