ディーゼル(Diesel)2026年秋冬:乱れを誇りへと変える翌朝の美学

Diesel Fall 2026
View Gallery 68 Photos

2月24日(現地時間)、ディーゼル(Diesel)は、ミラノ ファッションウィークにて、2026年秋冬コレクションを発表した。

今季、クリエイティブディレクターのグレン・マーティンス(Glenn Martens)が打ち出したのは、ブランドの歴史をそのまま舞台に持ち込むようなショーである。テーマは“ウォーク・オブ・シェイム”。しかしそれは後悔や失敗の象徴ではない。最高の夜のあと、少し乱れたままでも堂々と歩く自分を肯定する物語だ。

「このコレクションは、目が覚めたときに昨夜何が起きたのか分からない場所にいて、それでも自分が最高に輝いている存在である、という瞬間についてだ。知らない相手のホテルの部屋からそっと抜け出すとき、あなたは本当の意味で最高の自分である。これは“成功した人生”のための、非常に着やすいピースであり、それこそがディーゼルの本質だ」とマーティンスは語る。

乱れは弱さではない。楽しみ尽くした証であり、自分らしく生きた痕跡である。今季のディーゼルは、その感覚をファッションに落とし込んだ。

アーカイブを現在へ引き戻すセット

会場中央には、約50年にわたるディーゼルの歴史を物語るオブジェやキャンペーン小道具が所狭しと並べられた。ブランドロゴ入りのアイテム、風船、フィギュア、ぬいぐるみ、さらにはピザまで。にぎやかで、少し過剰で、どこかユーモラスな空間である。

Location

それは懐古ではなく、現在進行形のエネルギーだ。過去の記憶をきれいに飾るのではなく、そのままの姿で提示する。ディーゼルらしい大胆さが空間全体から伝わる。

デニムの進化

今季も中心にあるのはデニム。しかしその表情はこれまでとは違う。レジン加工によってシワが固定されたジーンズは、動きの瞬間をそのまま閉じ込めたような質感を持つ。裾にスリットを入れ、ヒールをのぞかせるデザインは、ラフさと色気を自然に両立させている。

ねじれたチェックのミニスカートや、体に巻きつくようなニットトップスも印象的だ。完璧に整ったシルエットではない。あえて少し崩すことで、着る人の個性を引き出している。

00003 diesel fall 2026 ready to wear

00004 diesel fall 2026 ready to wear

00008 diesel fall 2026 ready to wear

00035 diesel fall 2026 ready to wear

00048 diesel fall 2026 ready to wear

00060 diesel fall 2026 ready to wear

素材と色で描くコントラスト

ウールを重ね合わせたコートや、ひび割れたような加工を施した素材など、表面には変化がある。均一ではないからこそ、リアルである。

一方で、鮮やかなブルーやオレンジ、パステルカラーのレザーなど、力強い色も登場した。くすんだトーンとビビッドな色彩の組み合わせが、夜から朝へと移ろう時間を思わせる。

アクセサリーでは、新作「D-One」バッグがデビュー。複数のバックルを備えたストラップが特徴で、実用性とデザイン性を兼ね備える。アイウェアやジュエリーも加わり、スタイリングに確かな存在感を与えた。

00008 diesel fall 2026 ready to wear

00016 diesel fall 2026 ready to wear

00027 diesel fall 2026 ready to wear

00039 diesel fall 2026 ready to wear

00045 diesel fall 2026 ready to wear

00057 diesel fall 2026 ready to wear

00065 diesel fall 2026 ready to wear

“成功”のかたちを問い直す

グレン・マーティンスが示した「成功した人生」とは、完璧に管理された日常ではない。思いきり楽しみ、少し崩れ、それでも胸を張って歩くことだ。

ディーゼル 2026年秋冬コレクションの全てのルックは、以下のギャラリーから。

Copyright © 2026 Oui Speak Fashion. All rights reserved.

No Comments Yet

Leave a Reply

Your email address will not be published.