ディオール(Dior)がストーンアイランド(Stone Island)と初のコラボ・コレクションを発表

Dior x Stoneisland

ディオール(Dior)は、イタリアのラヴァリーノに拠点を置くアパレルブランド、ストーンアイランド(Stone Island)との、待望のカプセル・コレクションを発売する。

このコラボレーションは、ディオールのメンズ・アーティスティック・ディレクターであるキム・ジョーンズ(Kim Jones)のキュレーションによるもので、同コレクションの発売に先立ち、ストーンアイランドのウェブサイトでは、ジョーンズ自身がモデルを務めたキャンペーンビジュアルが公開された。

ジョーンズが着用するのは、ディオールのロゴと、ストーンアイランドの象徴的なエンブレムであるコンパスバッジが付けられた、ヴィンテージ効果のあるブラックラムスキンフィールドジャケットだ。同ジャケットは、20世紀のアビエイタージャケットから着想を得ており、手作業で特殊な樹脂&ワックス加工が施されている。

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卓越性の不屈の追求で知られる両ブランドは、それぞれの歴史に深く根ざし、創始者であるクリスチャン・ディオール(Christian Dior)とマッシモ・オスティ(Massimo Osti)が築いた比類なき技術と専門知識の遺産を尊重し続ける。このコレクションには、そうしたパリのオートクチュールアトリエのロマンと厳格さ、歴史、北イタリアの熟練した機械加工と細部にわたる機能的なディテールが融合されているのだ。

ストーンアイランドの歴史は、1982年まで遡る。当時オスティは、ポーランドとイギリスの偉大な小説家ジョセフ・コンラッドの作品にちなんで、ブランドを「ストーンアイランド」と命名した。

同ブランドは、ハイテクで反射性のある生地の使用が特徴的で、黄色と緑の羅針盤に航海の星をあしらったロゴで知られている。その美意識の原点は、ミリタリーウェア、ワークウェア、そしてアクティブなスポーツウェア、特に水上アクティビティにあり、戦後のイタリアで最も革新的なファブリックのイノベーターとして知られたオスティは、ゴム亜麻やゴムウールといった画期的な素材で高い評価を得ていた。彼は2005年にわずか59歳で癌によりこの世を去ったが、その遺産は今もなお輝き続けている。

ジョーンズはこのコレクションについて、「ムッシュ・ディオールとストーンアイランドのマッシモ・オスティの作品が出会い、互いのこだわりが融合しています。彼らはファッションのスペクトラムの両極(オートクチュールのビジョンと軍事機能性のビジョン)に位置する人物だったかもしれません。しかし、お互いの中や彼らが服を通じて達成したことの中に、共通する何かを見出すと思います。ここでは、対照的な伝統が融合することで、一種の服の錬金術が生まれています」とコメント。

74点のコレクション全体には、コンフェデレーション・グレー、マスタード、ソフトなストロベリー、爽やかなミント・グリーンなどの淡く優しい色彩が巧みに取り入れられる。また、コットンシルクとエンボスレザーでアレンジされたフィールドジャケットは、ストーンアイランドの得意技である「ガーメントダイ」技法で仕上げることが、深みのある独特の風合いを与えている。

シューズコレクションでは、一色で洗練されたローカット「B30」スニーカーや、「ディオール オブリーク」モチーフが刺繍されたコットンサテンのスニーカーが登場。さらに、クラシックなブーツやエレガントなダービーシューズも揃う。

「STONE ISLAND&DIOR カプセル・コレクション」は、6月14日からミラノ、6月18日からロンドン、6月27日から北米のディオールの一部店舗で、先行販売が開始する。7月4日には、全世界でローンチ予定だ。

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