デザイナーのジェリー・ロレンツォ(Jerry Lorenzo)が手がける自身のストリートウェアブランド「フィア・オブ・ゴッド(Fear of God)」は、カルト的人気を誇っており、その熱狂は依然として衰えを知らない。
ロレンツォは、LAを拠点に2013年に立ち上げたこのレーベルのさらなる拡大を目指し、巨大スポーツウェアブランドの「アディダス(Adidas)」と提携し、「フィア・オブ・ゴッド・アスレチックス(Fear of God Athletics)」を立ち上げた。この最新コレクションは、同ブランドのメインライン、大人気のディフュージョンブランド「エッセンシャルズ」に続く、第3のコレクションとなる。
今週、ロサンゼルス、ニューヨーク、上海、北京では、新しいパフォーマンス・スラッシュ・テクノロジーを駆使したレジャーウェアの幕開けを飾るべく、「The Athletics Atmosphere」と名付けられた4つの体験型ポップアップがスタートした。
ポップアップの最初のキックオフは11月30日で、ロサンゼルスのダウンタウンに近いボイルハイツ地区の751サウス・ミッション・ロードで4日間に渡り、開催された。
ニューヨークでは、12月3日から開始する一般公開に先駆けて、12月2日にプレスプレビューが行われ、Oui Speak Fashionも出席した。照明が落とされた会場に入って進むと、そこでは、およそ25フィートのスクリーン4台が、親密なデジタル空間を作り出していた。ストーンヘンジのような3本の柱は、「フィア・オブ・ゴッド」のメインコレクション、「エッセンシャル(Essentials)」、そして今回の「フィア・オブ・ゴッド・アスレチックス」を表現し建てられているという。
リリースの中では、この3つの柱について「三位一体には統一性と多様性があります。シンプルさと複雑さを併せ持つ “スリー・イン・ワン(3 in one)”は、フィア・オブ・ゴッドハウスと私たちの製品の心と意図を反映しています。フィア・オブ・ゴッド、エッセンシャルズ、アスレチックス、3つの柱が1つになったものなのです。」と説明がなされた。
アディダスと共同制作された同コレクションは、「フィア・オブ・ゴッド」の精神と基盤を拡張するもの。本ラインでは、機能性とデザイン性を兼ね備えたモダンでシンプルなウェアが展開されており、カーコート、フーディー、クルーネックスウェット、モックネックのロングスリーブTシャツ、スウェットパンツなどのアパレルアイテムが充実している。
さらに、ダッフルバッグなどのバッグ製品や、新しいデザインのスリーストライプスが施されたスライドサンダル、ライバルリー(Rivalry)やフォーラム 86(Forum 86)をアレンジした様々なシルエットのスニーカー、バスケットボールシューズなども加わっている。また、今後より多くのスタイルや新色が導入される予定だという。
記念すべき「フィア・オブ・ゴッド・アスレチックス」のファーストコレクションは、12月3日(現地時間)よりブランドの公式サイト、およびアディダスの『CONFIRMED アプリ』、各地ポップアップショップにて販売が開始されている。なお、日本国内での販売については、現時点では決まっていないが、『CONFIRMED アプリ』をダウンロードし、アップデート情報を待ちたい。