ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)、レオ・デル・オルコによる2026年秋冬メンズコレクションを発表

Giorgio Armani
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1月19日(現地時間)、ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)は、2026年秋冬メンズコレクションをミラノ ファッションウィーク メンズにて発表した。今シーズンは、故ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)と40年にわたり歩みを共にしてきたレオ・デル・オルコ(Leo Dell’Orco)がコレクションを手がけ、ブランドにとっては新たな節目であった。

「カンジャンテ」が体現する不変の美学

コレクションの核となるのは、「カンジャンテ」というコンセプトだ。イタリア語で「玉虫色」を意味するこの言葉は、見る角度によって表情を変えながらも、本質は決して揺るがないものを形容する。アルマーニのスタイルを語る上で、これほど的確なメタファーはないだろう。

レオ・デル・オルコのビジョンは、長年の経験から自然に導き出されたもの。このコレクションは、その積み重ねの成果に、彼自身の個人的な感性を加えた作品だ。創造性の一貫性を軸としながら、光を受けるたびに異なる表情を見せるスタイルが生まれている。

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とりわけ存在感を放つのはカラーは、控えめでありながら確かな意志を宿し、輝きを湛えつつも決して主張しすぎることはない。オリーブグリーン、アメシストパープル、ラピスブルーといった色調が、グレー、ベージュ、ニュートラル、ブラック、ディープブルーを基調としたパレットの中で静かに際立つ。

また、素材選びにも、ブランドの哲学が貫かれている。ベルベット、クレープ、シェニールといったシルキーで玉虫色のニュアンスを持つファブリックを用い、起毛カシミア、フェルトウール、そしてマットで豊かな質感のレザーと組み合わせた。

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シルエットは流れるように柔らかく、ボリュームはリラックス。ブルゾン、低めのボタン位置のジャケット、身体を包み込むコート、襟のあるシャツ、ないシャツ、スエードシューズやブーツにかかるワイドパンツが揃う。ウィンターウェアにおいても、そのイージーエレガンスと、ベルベットのようなほのかな艶は一貫して息づいている。

すべてが身体の動きに寄り添い、決して束縛することはない。アルマーニ独自の繊細さと、肩肘張らない軽快さはしっかりと保たれている。

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ニットウェアでは、メンズとウィメンズ向けにジオメトリックなジャカードカーディガンを展開。これはアラヌイ(Alanui)とのコラボレーションによるものだ。

艶とマット、見えるものと実像。その対比から生まれるのは、独自の調和である。ベルベットのようなタッチを持つシアリング、デニムのように見えるシルクなど、素材表現にも静かな驚きが宿る。イブニングでは、ブラックでさえも繊細なニュアンスによって新たな表情を纏う。

またアクセサリーには、大ぶりのトートバッグやクロスボディバッグ、グラフィカルなバックルを配したベルト、つば広ハット、控えめなアイウェアといったラインナップが揃った。

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全体を通して語られているのは、控えめでありながらも確かな個性だ。視線は絶えず変化するものを捉えつつも、本質は変わらない―それこそが、このコレクションが体現する「カンジャンテ」の精神である。

ジョルジオ アルマーニ 2026秋冬メンズコレクションの全てのルックは、以下のギャラリーから。

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