ジャスティン・ビーバーからのバッシングを受け、H&M マーチコレクションの販売を撤回

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人気歌手のジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)から、「彼の写真や曲の歌詞をプリントしたマーチコレクションを『無許可』で販売している」と言ったクレームを受けて、スウェーデン発のファッションブランドH&M (エイチ・アンド・エム)は、店頭およびオンラインから彼の関連商品を撤去した。

事の発端は今週の月曜日。ジャスティン・ビーバーが自身のインスタグラムストーリーズでファンに向けて投稿した呼びかけだ。

ビーバーは、「現在H&Mが販売しているマーチコレクション(彼の写真や曲の歌詞をプリントされた商品)は、全て僕が許可も承認もしていないものだ。」と主張。さらに、彼は該当する商品を「Trush (ごみ)」と揶揄し、ファンに向けて「絶対買わないように」と呼びかけた。

この主張を受けて、H&M側は、「ジャスティンのライセンス所有者は、H&Mが適切な契約を締結し、選択された各デザインについて全て適切な承認手続きを行ったことを確認しました」と 木曜日に声明を発表。またその声明の中には、「それにもかかわらず、ジャスティンに敬意を表して、私たちは当サイトとストアから製品を削除し、それらを利用するための最良の方法を見つけるために取り組んでいます」という文章を含み、すぐに商品を撤回する動きを見せた。

ビーバーは過去にH&Mと提携し、2017年のパーパス・ツアーではマーチャンダイズ・ラインでコラボレーションした実績がある。しかし今回の件については、未だにどちらの主張が正しいのかが明確にはなっていない。

この様に、有名セレブリティが自身の許可なしに、写真や歌詞を商品のデザインに使用され、販売者に訴えを起こすことは珍しいことではない。

2013年には人気シンガーのリアーナ(Rihanna)が「自分の写真がプリントされたTシャツを無許可で販売した」として、英国のファストファッションブランド TOPSHOP(トップショップ)に対し損害賠償を求めて提訴した事例がある。当件を担当した裁判官は、「同ブランドは、Tシャツがリアーナ公認のアイテムであるかのようなマーケティング戦略を取り入れたことは間違いなく、商品が公認であるかを選択する権利は、リアーナ本人にゆだねられるべきである。」と述べ、最終的にこの件はリアーナが勝訴という結果になった。

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問題になったTOPSHOPのTシャツ

ジャスティン・ビーバーは、先月お忍びで来日。自身の手掛けるファッションブランド Drew House(ドリューハウス)のポップアップストアのオープンでファンの前に姿を現すというビッグサプライズを仕掛け、大きな話題となったばかりだった。

 

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