湾岸地域最大の国際B2Bファッション商談見本市である「国際アパレル&テキスタイル・フェア(International Apparel & Textile Fair/以下、IATF)」が、2025年11月17日〜19日(現地時間)、ドバイ・ワールド・トレード・センター(ホール6・7)にて第20回目の開催を迎える。
世界450社以上の出展者と5,000人を超えるバイヤーが集結する同フェアでは、2026年春夏および秋冬コレクションが一堂に紹介され、湾岸地域のファッション産業における「未来の取引のかたち」を提示する場となる。
グローバル・ソーシングの中核としての地位を確立
IATF 2025には、オーストラリア、カナダ、中国、日本、フランス、イタリア、韓国、イギリス、アメリカなど、世界主要マーケットから有力企業が多数参加。さらに、HEPC(インド)、GIZET(エチオピア)、キルギスによる国家パビリオンも登場し、アパレル、ファブリック、アクセサリーを横断する多層的なソーシング体験を実現する。
新設パビリオン「MODA SOLE AND ACCESSORIES」に注目
中でも注目トピックのひとつが、初登場となる新パビリオン「MODA SOLE AND ACCESSORIES」である。このエリアには、シューズやハンドバッグ、レース、トリムなど、アパレルを彩る多様なファッションアクセサリーが集結。バイヤーはここで、アパレルとアクセサリーを横断的に発見・比較できる“トータルソーシング体験”を得られる。
また、トレンドを捉えたデザイン、緻密なクラフトマンシップ、そして創造的な発想が融合することで、次代のグローバルファッションを牽引する発信拠点となる。
“出会い”を創るホステッド・バイヤーズ・プログラム
さらに、IATFが毎年注力しているのが、選ばれたバイヤーを招く『Hosted Buyers Program(HBP)』である。本年は20名以上のトップバイヤーを世界各国から招待し、事前マッチングによる商談機会を通じて、出展者との的確なビジネス連携を支援する。戦略的なネットワーク構築を促すこのプログラムは、「グローバル・コネクション」というIATFの理念を体現する取り組みとして高い評価を得ている。
サステナビリティを軸に据えた次世代型フェア
近年のファッション業界を牽引するキーワード“サステナビリティ”も、IATF 2025の中心テーマのひとつだ。出展者は、環境負荷を抑えた生産技術、責任ある素材調達、そして倫理的かつ革新的な製造プロセスを紹介。アパレルからアクセサリーに至るまで、展示のあらゆる領域に“持続可能なデザイン”の精神が息づく。
こうした取り組みについて、IATF創設者兼ショーディレクター バフナ・ニハラニ(Bhavna Nihalani)は声明で、次のように述べている。
「第20回となるIATFは、湾岸地域におけるファッション商取引の進化を象徴する重要な節目です。今年は、製品カテゴリーの拡充と体験価値の向上を通じて、世界中から最も影響力のあるバイヤーと出展者が一堂に会します。ここで築かれる関係こそが、BtoBファッションソーシングの未来を形づくるのです。」
入場無料・事前登録受付中
IATF 2025は、3日間にわたるソーシング、イノベーション、ネットワーキングの祭典として開催。入場は無料で、すでにオンライン登録が開始されている。
参加登録はこちら:
https://register.internationalapparelandtextilefair.com/
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