イケア(IKEA)と写真家アニー・リーボヴィッツが手を組み、パリコレ中に展覧会「IKEA+」を開催

スウェーデンの巨大家具メーカーのイケア(IKEA)は、アメリカ人写真家のアニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)とコラボレーションし、パリ・ファッション・ウィーク中に展覧会「IKEA+」を開催する。

この展覧会「IKEA+」では、イケアの「アーティスト・イン・レジデンス(Artist in Residence)」とリーボヴィッツがコラボレーションし、7カ国で25軒の家を撮影したポートレートシリーズをフィーチャーする。

開催期間は、2月29日から3月3日までの4日間で、パリのラペ通り28番地で行われる。

このイベントの背景には、イケアが38カ国で37,000人を超える人々に実施した調査結果が関係している。「イケアライフ・アット・ホームレポート(IKEA Life at Home Report)」によると、アンケートに参加した全体の48%が、「自分の家庭での暮らしがメディアで紹介されていないと感じていた」と回答。この結果を受け、イケアは、「すべての人に見てもらう価値がある」と考え、アニー・リーボヴィッツを起用し、ポートレートシリーズ「This Life at Home」を制作した。著名な写真家アニー・リーボヴィッツのレンズを通して見えてくる、異なる文化や場所の様々な家庭における本物の日常生活を表現し、彼らのストーリーや家とのつながりを捉えることに焦点を当てている。

写真家アニー・リーボヴィッツが日本で撮影した、陶芸家の Yusuke Onimaru

展覧会「IKEA+」では、「This Life at Home」に加え、イケアのメンターシップ・プログラムを通じて、リーボヴィッツのもとでトレーニングを受けた6人の新進気鋭の写真家の作品が展示される。また、クリエイターの卵を育てるというテーマのもと、オルタナティブ・ファッションスクールCasa93 の若手デザイナー6名も作品展示を行う。

4日間にわたって開催される「IKEA+」は、世界的に有名なアーティストと、音楽、アート、デザインの各分野で活躍する地元のパイオニアたちの祭典であり、パリ・ファッション・ウィーク中の必見イベントとなるだろう。