5月19日(現地時間)、インスタグラム(Instagram)が、ツイッター(Twitter)に対抗する為のテキストベースのアプリをリリース予定であることがBloombergによって伝えられた。
インスタグラムの親会社であるメタ社(Meta)では現在、限られた芸能人やインフルエンサーのみにこのプロジェクトのアイデアを試験的に試しているという。詳しい人物らによると、インスタグラムは数ヶ月前から選ばれたクリエイターと話し合いを続けているようだ。しかしそのうちの一人によると、現時点でどのクリエイターもアプリのフルバージョンにアクセスしたことはないそうだ。
UCLAでソーシャルメディア、 インフルエンサー マーケティングを教えているリエ ハバーマン(Lia Haberman)氏は、本日自身のツイッターで初期のアプリ説明のスクリーンショットを公開した。
Meta’s been briefing creators on it’s upcoming text-based app — now looking at a possible late June launch.
Details are in my newsletter but I’ll list some highlights 🧵 pic.twitter.com/KYqqXjrRmD
— Lia Haberman (@liahaberman) May 19, 2023
ハバーマン氏によると、開発中のアプリはインスタグラムとは別物だが、アカウントを相互に接続できるようになるとのこと。また、アプリは早ければ今年6月にもリリースされるかもしれないという。さらに、ハバーマン氏が公開したスクリーンショットによると、最終的にはマストドン(Mastodon)を含む他のツイッター競合アプリと互換性を持つかもしれないとのことだ。マストドンは、ドイツのオイゲン ロホコ(Eugen Rochko)氏が2016年に立ち上げたソーシャルメディアサービス。「分散型ソーシャルメディア」として知られ、「ツイッターに代わる次のソーシャルメディア」として注目を集めている。
メタ社はこれまでも、スナップチャットやTiktokなど、他のアプリで人気になった機能をインスタグラムに搭載させ、他のアプリと徹底的に対抗してきた。米国では、イーロン マスク氏によるツイッターの買収以降、プラットフォームの様々なルール変更を行ってからツイッターの利用者が激減している為、メタ社の新たなテキストアプリがこれまでのツイッター層を獲得するのには、絶好のタイミングかもしれない。