イーロン・マスクの母、メイ・マスクがジュズイ（Juzui）2025年秋冬ショーのフィナーレを飾る

2月7日（現地時間）、クリエイティブディレクターのタオレイ・ワン（Taoray Wang）が率いるジュズイ（Juzui）は、2025年秋冬コレクションをニューヨーク ファッションウィーク 期間中にランウェイショー形式で発表した。

コレクションのテーマは「Winter Blooms Whispering（冬の花のささやき）」。ブランドのアイデンティティを彩る花々のインスピレーションを継承しながら、「冬の梅」を象徴として掲げた。中国文化において、梅の花は厳しい寒さの中でも美しく咲き誇ることから、強さとレジリエンスの象徴とされる。その精神を反映し、ジュズイの最新コレクションは、逆境の中でも光を求め、しなやかに咲く女性たちの姿を讃えている。

「それは常に愛されてきたもの、レジリエンス（強さ）、そして個性です。私は、強さを持ちながらも優しい心を持つ女性が好きです。そして、このコレクションには多くの要素が組み合わさっています。西洋と東洋が交わり、異なる視点が重なり合う。まさにそのコンセプトが表現されています。さまざまな要素の融合を見ることができるでしょう」と、ワンは、OSFの取材に対し語る。

また、ジュズイはサステナビリティにも積極的に取り組んでおり、今季のコレクションは既存の生地ストックのみを用いて制作された。さらに、ファーやレザーの断片を取り入れることで、廃棄物の削減とクリエイティブな再解釈を両立。花のモチーフを基調に、都会的な機能性とリラックス感のあるスタイルを融合させ、洗練されたエレガンスと日常の着やすさの絶妙なバランスを実現している。

そして、この日最も注目を集めたのは、ショーのフィナーレを飾ったイーロン・マスクの母、メイ・マスク（Maye Musk）である。現在76歳のマスクは、ボリュームのある純白のファージャケットに、ブラックのシースルー・ビスチェ、光沢感のあるプリーツスカートを纏い登場。その優雅な姿がランウェイに現れると、会場は瞬く間に熱気に包まれた。

モデルとしての確固たる存在感を放ちながら闊歩する彼女の一歩一歩が、ジュズイが掲げる「普遍的な美」と「女性の強さ」を体現し、観客たちの心を惹きつけた。

ジュズイ 2025年秋冬コレクションの全てのルックは、以下のギャラリーから。

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