LVMHがフェンディ(Fendi)の新CEOにピエール=エマニュエル・アンジェログロウを任命

Pierre-Emmanuel Angeloglou

5月27日(現地時間)、フランスの高級コングロマリットLVMHは、フェンディ(Fendi)の新CEOにピエール=エマニュエル・アンジェログロウ(Pierre-Emmanuel Angeloglou)が就任することを発表した。

アンジェログロウは、現在LVMHファッション・グループのマネージング・ディレクターを務めているが、この就任によりフェンディのCEOとしての任務も兼任していく。彼の新しい役職は、2024年6月1日付けから開始する。

アンジェログロウは、欧州のファッション業界において広範な知識と経験を有している人物だ。1996年にパリのHEC経営大学院を卒業後、彼はロレアルSAに入社。ロレアル・パリ(L’Oréal Paris)のインターナショナル・ジェネラル・マネージャーを約23年に渡って務めてきた。

2019年には、ファッションとレザーグッズを担当する戦略ミッション・ディレクターとして、ルイ ヴィトン(Louis Vuitton)へ入社。その後2022年には、同社の戦略ミッション担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントへと昇格した。その職務の中でアンジェログロウは、クリエイティブ・ディレクターのヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)やファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)と緊密に連携を図りながら、ルイ・ヴィトンのメンズ製品、ウィメンズ・アクセサリー、デジタル・イノベーション、コミュニケーションとイベントを広く統括してきた。

また、これまで6年以上に渡りフェンディの指揮をとってきたセージ・ブランシュヴァイク(Serge Brunschwig)は、LVMHグループ内で新たな責任を任されることとなり、今後の役割はまもなく発表されるようだ。