マシュー・ウィリアムズ(Matthew Williams)、ジバンシィのクリエイティブ・ディレクターを退任へ

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3年間に渡り、ジバンシィ(Givenchy)のクリエイティブ・ディレクターを務めてきたマシュー・ウィリアムズ(Matthew Williams)が、2024年プレフォールコレクションを最後に、2024年1月をもって同役職を退任する。ウィリアムズは、2020年にジバンシィに入社した際の契約が終了することになる。

このニュースを最初に報じたWWDの声明の中で、ウィリアムズはジバンシィのクリエイティブ・ディレクションを率いることは「生涯の夢」だったと述べた。

「この3年間、私はユベール・ド・ジバンシィ氏の遺産を永続させると同時に、私自身のクリエイティブなビジョンをもたらすよう努めてきました。この素晴らしい機会を与えてくれたスタジオ、ルノー・ド・レスケン、そしてLVMHに心から感謝したいと思います。」

ジバンシィの2021年秋コレクションでデビュー・ランウェイを飾ったウィリアムズは、ファッション・シーンに華々しく登場し、ブランドの「国際舞台での新たな勢い」に火をつけた。モダンに生まれ変わったコレクションはアメリカと日本で好評を博し、ジバンシィの人気を新たな高みへと押し上げた。またジバンシィでの活動に加え、ウィリアムズは2015年に自身のレーベル「1017 Alyx 9SM」を設立。才能ある若手デザイナーを選出するLVMHプライズの最終選考に残った実績も持つ。

ジバンシィの社長兼最高経営責任者であるルノー・ド・レスケン(Renaud de Lesquen)もまた、自身の声明でウィリアムズに対し、「彼がジバンシィにもたらしたすべてのエネルギーに感謝している。」とコメント。

「断固としてクリエイティブでコンテンポラリーな彼のコレクションは、新たなダイナミズムを巻き起こし、そのファンを見つけた。私は、マシューと一緒に仕事をすることができたすべての人たちとともに、彼の次の事業での成功を祈っています」 と述べた。

ブランドはウィリアムズの後継者探しの初期段階にあり、発表があるまでスタジオチームが今後のコレクションのデザインを担当するという。