1月15日(現地時間)、モンクレール(Moncler)とリック オウエンス(Rick Owens)による協業ライン「Moncler + Rick Owens」が、サマーシーズンに向けた初のコレクションを発表した。ベルリンのブルータリズム建築と、モンクレールが長年培ってきたアウトドアの専門性の両極を結びつけることで、都市の周縁を行き交うための新たな夏の装いを提示する。
コレクションのコアとなるのは、重厚でモノリシックなベルリンのブルータリズム建築と、グリーンに象徴される牧歌的な自然との対比である。この相反する要素の衝突を、リック オウエンス自身が生み出した造語「ブルーコリック(brucolic)」という言葉で表現。都市と自然の境界が溶け合う瞬間を、機能服としてのリアリティを伴って描き出している。
都市からアウトドアへとシームレスに移行するルック
キルトショーツや流れるようなアシンメトリーのジャージースカートに、トーンを揃えたハイキングソックスとスニーカー「トレイルグリップ メガレース(Trailgrip Megalace)」を合わせたスタイリングは、都市のストリートから荒野のアウトドアへと違和感なく移行出来るデザインだ。モンクレールのテクニカルな機能性と、リック オウエンスの彫刻的な美意識が見事に交差する。
カラーパレットは、ブラック、ダークダスト、ヴィンテージオリーブを基調に、新色としてカーネリアンレッドがプラス。角ばった「ジオカモ」キルティングやグラフィカルな刺繍は、ブルータリズム建築のコンクリートファサードから着想を得たものであり、コレクション全体に硬質な緊張感をもたらしている。
ジェンダーニュートラルなシルエットの探求
さらにレザーやナイロンを用いた軽量アウター、夏仕様のウインドブレーカー、リラックス感のあるジャージー素材は、プロポーションやシルエットに遊びを加えることで再解釈されている。リラックスしたボンバージャケットからウエストを絞ったクロップドスタイル、誇張されたショルダーラインまで、ジェンダーニュートラルな美学がコレクション全体を貫く。
キャンペーンが強調する「人とのつながり」
なお、同コレクションのキャンペーンビジュアルは、写真家のユルゲン・テラー(Juergen Teller)が撮り下ろしたもの。リック・オウエンス(Rick Owens)と、その妻でありミューズでもあるミシェル・ラミー(Michèle Lamy)に加え、テラー本人と、妻でありクリエイティブパートナーのドヴィレ・ドリジテ(Dovile Drizyte)が登場する。被写体同士が自然に交わすキスの瞬間を捉えた写真は、愛や情熱、人と人とのつながりを静かに強調し、コレクションの世界観を補完するものだ。
「Moncler + Rick Owens」2026年春夏コレクションは、1月15日より一部のモンクレールブティックおよびモンクレール公式ECサイトにて展開中。






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