モスキーノ(Moschino)、新クリエイティブ・ディレクターにアードリアン・アピオラッザを起用

Adrian Appiolaza, Moschino

1月30日(現地時間)、アエッフェ(AEFFE)を親会社に持つイタリアのメゾン、モスキーノ(Moschino)は、新しいクリエイティブ・ディレクターにアードリアン・アピオラッザ(Adrian Appiolaza)を迎えることを発表した。

アピオラッザは、メゾンの新クリエイティブ・ディレクターに着任した直後の昨年11月に逝去した、ダヴィデ・レンネ(Davide Renne)の後任となり、ウィメンズ、メンズ、アクセサリー分野におけるコレクションの指揮を執っていく。

1972年、アルゼンチン生まれのアピオラッザは、2014年から10年間「ロエベ(LOEWE)」で、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の右腕としてウィメンズ プレタポルテのデザイン・ディレクターを務めた。また、それ以前の「クロエ(CHLOE)」では、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)と共に同職を務めた経験を持つ。

アエッフェの取締役会長であるマッシモ・フェレッティ(Massimo Ferretti)は、「アードリアンがモスキーノに着任することで、彼はファッションの歴史に関する独自の豊かな経験、創造性、知識をもたらし、フランコ・モスキーノ(Franco Moschino)が創設したブランドの冒険に素晴らしい新章を記すのに役立つでしょう」と声明で述べ、「私はすぐに、アードリアンの爆発的な創造性に心を打たれました。アードリアンがモスキーノとともに素晴らしいサクセスストーリーを築き上げることを祈っています」と続けた。

また、モスキーノの新クリエイティブ・ディレクターという称号を受けたアピオラッザは、「立体的なポストカードをあしらったジャケット、20枚のブラジャーでスカートを作ったドレス、数え切れないほどのだまし絵……クリエイターとして、またコレクターとして、ファッション史に刻まれたフランコ・モスキーノの作品を挙げればきりがありません。私にとっての彼の才能の真髄は、その時代に息づくことであり、それは彼が羨ましいほど軽やかに遂行した使命であり、私たち皆がそれぞれの方法で未来を想像するための窓を開いてくれたことなのです」と述べ、「私は、モスキーノの純粋なスタイルで、シアトリカルなタッチで、メゾンを新たな章へと導く準備ができています」と意気込みを伝えた。

アピオラッザが手がけるファースト・コレクションは、2月22日に「モスキーノ 2024年秋冬 ランウェイ・ショー」として、2024-25年秋冬ミラノ・ファッション・ウィークで発表される。