2月8日「エルメス(HERMÈS)」は、アーティスト メイソン・ロスチャイルド(Mason Rothschild)によるNFTプロジェクト「メタバーキン(MetaBirkins)」の商標権侵害をめぐる裁判で勝訴したことが伝えられた。これは、NFT による知的財産権の侵害を検討する史上初の裁判となった。
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今回エルメスがロスチャイルド氏を訴えた主張として、「メタバーキンはBirkinの名前を悪用したブランドの偽の商品と同様だ」また、「エルメスがメタバーキンと何らかの関係があると思われる可能性があり消費者に混乱を引き起こす」と述べている。
それに対しロスチャイルド氏は、「メタバーキンという名前が混乱を起こさないように、エルメスとメタバーキンは関係ないものだ、という免責事項を以前よりきちんと掲載している」と主張する。
数週間前にNFTのマーケットプレイスOpenSeaで、エルメスの100個限定の新しいデザインのバーキンがNFTアートで発売された。しかし、これらはエルメスのブランドから公式にNFTとして発売されたものではなく、デジタルアーティストのMason Rothschild氏が作ったもの。市場ではメタバーキンと呼ばれて話題になり、0.1イーサリアムで約450ドルで当初は市場に出された。