アーバン・アウトフィッターズ(Urban Outfitters)、アンソロポロジー(Anthropologie)、フリーピープル(Free People)などを傘下に持つアーバン・アウトフィッターズ社(Urban Outfitters, Inc)は、このほど、ミズーリ州レイモアに、同社の女性向け定額制レンタル衣料品サービス・プラットフォームである「ヌーリー(Nuuly)」の新しい物流センターを開設した。
広さ60万平方フィートを誇るこの施設は、ヌーリーの2番目に大きな物流、及びランドリー施設であり、今後5年間でカンザスシティ地域に750人の雇用を創出し、アクティブな契約者ベースを3倍にすることが期待されている。その為、この施設の建設には、5年間で2段階に分け、6000万ドルの投資を行っていくことが発表された。
ヴァントラスト不動産(VanTrust Real Estate)が開発したレイモア商業センター(Raymore Commerce Center)に位置するこの新施設は、洗濯と衣類のお直し機能を完備した、最先端のフルフィルメント・センターであり、同プラットフォームの全国的なサービスの最適化を可能にする。
1970年以来、アーバン・アウトフィッターズ社は顧客のワードローブや保管スペースを通して自分自身を表現することを奨励してきた。そこで2019年に立ち上げたのが、顧客が毎月のレンタルサブスクリプションを通じて、好きな服やブランドによりアクセス出来る体験を提供するプラットフォーム、「ヌーリー(Nuuly)」だった。
同プラットフォームは、特にZ代の顧客をターゲットとし、特別な日から普段の日常まで、仕事から休暇まで、そしてその間にあるすべての人生の機会の為に、何百ものブランドから何千もの幅広いスタイルが取り揃えられているという画期的なプラットフォームとして人気を集めている。
今回、新施設をミズーリ州に開設したアーバン・アウトフィッターズ社の戦略的選択は、強固なインフラと熟練した労働力と相まって、効率性と連結性を求める企業にとって理想的なハブとなっていくだろう。同時に、州内の雇用機会を増やし、地域社会に対する貢献を強化することも期待される。
ミズーリ州のマイク・パーソン(Mike Parson)知事は、声明で次のようにコメント。
「アーバン・アウトフィッターズ社の新しい施設のオープンは、会社、カンザスシティ地域、そして州にとってエキサイティングな瞬間です。ミズーリ州の経済力は、世界トップクラスの雇用主による大規模な投資につながり続けています。同社がレイモアで事業を開始することを誇りに思うとともに、ミズーリ州民に永続的で前向きな影響を与えることを楽しみにしています。」
アーバン・アウトフィッターズ社のCTO兼、ヌーリー社のCEOであるデビッド・ヘイン(David Hayne)は、「ヌーリーはかつてない成長と勢いを経験しており、次の成長段階を支えるためにカンザスシティ地域に事業を拡大することに興奮しています。」と述べた。
女性向け定額制レンタル衣料品サービスのリーディングカンパニーとしてその存在感を高めているヌーリーは、現在、400以上のデザイナーズブランドやコンテンポラリーブランドから19,000以上のスタイルを提供している。
アーバン・アウトフィッターズ社は、ファッション界において革新的なアプローチを取り続け、顧客に新たな体験と価値を提供し続けることで、今後も成長を続けることが見込まれるだろう。