ヴァレンティノ(VALENTINO)は7月24日(現地時間)、ラグジュアリーブランドの再ポジショニング、eコマース事業の成長、世界的なプレゼンス拡大を視野に入れ、C部門の再編成を発表した。
ヴァレンティノのチーフ・ブランド・オフィサーであるアレッシオ・ヴァネッティ(Alessio Vannetti)は、3年以上の任期を終えて退任する。
ヴァネッティがヴァレンティノのチームの一員となったのは2020年3月だ。それ以降、エンターテインメント業界、プレスオフィス、イベント、グラフィック部門、プロダクション、アーカイブ、メディアプラン、ソーシャルメディア、デジタルマーケティングなど、さまざまな分野を率いる重要な役割を担った。
ヴァネッティの責任は、マックスマーラの元最高デジタル責任者であるアンドレア・カッピ(Andrea Cappi)が9月11日に就任する、Eコマースとオムニチャネルの最高責任者という新しい役職に統合される。この役職には、ブランドのデジタルプレゼンスを強化し、Eストア、オンラインマーケット、サードパーティコンセッションの成長を監督することも含まれる。
新しい組織体制ではローラン・ベルガモ(Laurent Bergamo)がチーフ・コマーシャル・オフィサーに就任し、ヴァレンティノの全地域におけるブランドの商業戦略の調整を担当する。また、東部市場にも責任を拡大する。
ベルガモはフルラに勤務した後、トッズで14年間働き、2018年にヴァレンティノに入社した。2020年にアメリカ大陸におけるヴァレンティノの事業責任者となり、ヨーロッパ、アメリカ大陸、ブラジルの商業事業を監督していた。
また、ブランドは7月25日付で、現ブランド戦略ディレクターのイギット・トゥルハン(Yigit Turhan)をチーフ・マーケティング・オフィサーに昇格させた。このポジションでトゥルハンは、マルチチャネル・ブランディング活動の成長と進化を指揮し、ブランドのさらなる向上を目指す。同氏はこれまで、エルメネジルド・ゼニアやグッチなどのラグジュアリーブランドに勤務していた。
これらの新トップマネージャー3名は、ヤコポ・ヴェントゥリーニ(Jacopo Venturini)最高経営責任者の直属となる。