2003年にロサンゼルスで誕生したファッションEコマースリテーラーのリボルブ(Revolve )は、このほど米国での実店舗オープンに踏み切った。初の常設実店舗は、米国コロラド州、アスペンのダウンタウン中心部に開かれる。
リボルブはEコマースリテーラーでありながら、これまでにニューヨークやロサンゼルスを始めとした、様々な都市でポップアップを実施してきた。同社のポップアップストアの特徴は、実際に商品を手に取ったり試着したり出来るだけでなく、店内にユニークな仕掛けを設置し、来場客にエクスペリエンスを楽しんでもらう体験型マーケティングだ。
同社は昨年12月にも、この体験型ポップアップをアスペンで開催しており、結果多くの顧客が来場したことで、売り上げを増加させた。そうした成功体験を通じ、同社は実際に商品を展示し、アスペンの熱心な富裕層コミュニティと繋がる場を持つことで、ブランド構築と新規顧客獲得に大きな貢献をもたらすことを実感したのだ。
こうして常設が決まったアスペンの新店舗には、リボルブの他に、ラグジュアリー品を主に取り扱っている姉妹ブランドのFWRDも含まれる。ラグジュアリーでトレンディなエスプリを反映した店内は、没入感のあるショッピング体験を提供するようデザインされている。
1階では、HELSA、L’Academie、Lovers + FriendsといったREVOLVEの人気ブランドや新進デザイナーのコレクションの他に、アスペンの顧客のためにデザインされた限定商品も販売される。FWRDのラグジュアリーな世界観に浸ることができる2階では、高級ファッションブランドの厳選されたコレクションや、FWRDがリニューアルした中古バッグやアクセサリー、Acne Studios、Is’Academie、Lovers + Friendsなどのブランドが並ぶ。
また今後は、厳選されたブランドの店舗内ショッピングイベントやトランクショーも定期開催していく予定だという。
リボルブ・グループの共同CEOであり共同設立者であるマイケル・メンテ(Michael Mente)は、「アスペンはラグジュアリーの縮図であり、当社初の常設店舗にふさわしい場所です。オンラインショッピングの利便性と、実店舗ならではのきめ細かなサービスやエンゲージメントを融合させることで、私たちのユニークなブランド体験を新たなお客さまにお届けできることに興奮しています」と語った。