アークハウスとブリゲイド・キャピタルがメイシーズ(Macy’s)買収提案を69億ドルに引き上げ

Macy's

投資会社のアークハウス・パートナーズ(Arkhouse)とブリゲイド・キャピタル・マネジメント(Brigade Capital)は、アメリカの大手百貨店のメイシーズ(Macy’s)社に対する買収提案額を69億ドルに引き上げた。両投資会社は、この大手百貨店チェーンの経営権獲得を目指しており、前回の入札額から大幅な引き上げとなる。

7月2日(現地時間)のウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、メーシーズの買収に応札しているアークハウスやブリゲイド・キャピタルなどの投資家グループは、メイシーズの未保有株式を1株24.80ドル、約69億ドルに2度目の引き上げを実施。メイシーズに4.4%出資しているアークハウスは、先にオファー価格を21ドルから24ドルに引き上げていたという。

またこの新たな提案を発表したことを受け、メイシーズの株価は市場終了後の取引で1.1%上昇した。

メイシーズは今年2月、アークハウスとの委任状争奪戦に直面し、4月にアクティビスト投資家が指名したリチャード・クラーク(Richard Clark)とリチャード・マーキー(Richard Markee)を取締役に加えた。その後の動向は、アークハウスとブリゲイド・キャピタルの修正買収案をめぐって交渉中であると発表されていた。

クラークとマーキーは財務委員会のメンバーとして迎え入れられ、現在の職務に加え、アークハウスとブリゲイド・キャピタルからの提案の評価を担当することになる。