ジャン=ポール ゴルチエ、次期ゲスト・クチュリエにルドヴィック・ド・サン・セルナン(Ludovic de Saint Sernin)を指名

Jean Paul Gaultier and Ludovic de Saint Sernin

9月23日(現地時間)、ジャン=ポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)は、次回のオートクチュール・ショーのゲスト・クチュリエに、デザイナーのルドヴィック・ド・サン・セルナン(Ludovic de Saint Sernin)を起用することを発表した。2025年1月に開催されるこのショーで、彼の独創的な世界観がジャン=ポール・ゴルチエのクチュールに新たな息吹を吹き込むこととなる。

ジャン=ポール・ゴルチエは、2020年1月のオートクチュールコレクションの発表をもってファッションデザイナーを引退して以来、2021年7月から著名デザイナーをゲストとして招聘し、オートクチュールの継続を行っている。これまでには、サカイ(SACAI)の阿部千登勢(Chitose Abe)、グレン・マーテンス(Glenn Martens)、オリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)、ハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)、シモーン・ロシャ(SIMONE ROCHA)を迎えており、ブランドの歴史的なコードにデザイナー独自の個人的なビジョン反映することで、新たなジャン=ポール・ゴルチエの世界を創り上げている。また今年6月に行われた直近のオートクチュール・ショーでは、2024年秋冬コレクションのゲスト・クチュリエに、ニコラ・ディ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)を指名。サン・セルナンは、ディ・フェリーチェに続くデザイナーであり、2025年春夏コレクションを手がけることとなる。

ジャン=ポール・ゴルチエと同じく、サン・セルナンも既成概念に囚われないクリエイティブな才能で知られている。ブリュッセルで生まれ、フランスで育った彼は、パリのデュペレ校でデザインを学び、2018年にはLVMH賞のファイナリストに選ばれた。また、同年にはANDAMのクリエイティブラベル賞を受賞し、業界内外で高い評価を得ている。

彼のキャリアは、サンローランやバルマンでのデザイナー経験に裏打ちされており、2017年に自身のメンズウェアブランドを立ち上げた後、ウィメンズウェアも展開。さらに、短期間ながらもアン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)のデザイナーを務めたこともあった。

2024年秋冬コレクションでは、初めてニューヨーク ファッションウィークに参加し、ランウェイ・ショーを開催。パリを飛び出し、アートと写真家ロバート・メイプルソープ(Robert Mapplethorpe)の作品にインスパイアされた斬新で大胆なコレクションを披露した。

23日のジャン=ポール・ゴルチエの公式インスタグラムでは、「ルドヴィック・ド・サン=セルナンが、2025年1月に開催されるジャン=ポール・ゴルチエオートクチュールショーの次回ゲストデザイナーとして登場することが決定しました!@ludovicdesaintsernin 🤍」と、興奮と期待に満ちたメッセージが投稿されている。

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