1月6日(現地時間)、英国ファッション協会(British Fashion Council:BFC)は、2025年4月28日付でローラ・ウィアー(Laura Weir)を新たな最高経営責任者として迎えることを発表した。ウィアーは、15年間にわたりBFCを率いてきたキャロライン・ラッシュ(Caroline Rush)CBEの後任となる。新たな役職では、デザイナー、業界パートナー、政府機関と協力し、英国ファッションを世界クラスのプログラムを通じて推進するというBFCの使命を担う予定である。また、キャロラインは、2025年6月末をもって正式に退任する予定であり、会計年度の締めくくりとスムーズな引き継ぎが計画されている。
ローラ・ウィアーは、ファッション業界で20年以上にわたる経験を持ち、英国デザイナーの深い知識と、リテールおよび編集分野におけるエグゼクティブレベルの実績を誇る。彼女のキャリアは、著名および新進気鋭のデザイナー、業界リーダー、メディアとの強いネットワークに支えられており、複雑化するファッション業界の課題に対応する戦略的視点を有するものだ。
英国ファッション協会会長のデイビッド・ペムセル(David Pemsel)は声明で、「彼女は、業界の多様なプレイヤーと緊密に連携してきた経験を持ち、英国ファッションの未来を形作る力を持つ人物です。彼女のリーダーシップの下、BFCは国内外での更なる成長と変革を目指すことになるでしょう」とコメント。
また、ウィアーも「英国ファッション業界にとって重要な局面で、BFCを率いる役割を担うことを非常に光栄に思います」と述べ、「デザイナーの支援やクリエイティブな才能の発展に注力し、文化と創造性を通じて業界の成長を促進する所存です。また、業界や政府と協力し、環境責任や多様性、包括性を優先事項として取り組みます」とその意気込みを語った。