ファッションファイル(FASHIONPHILE)、オムニチャネル戦略と卸売事業の拡大で過去最高の利益成長を達成

FASHIONPHILE

1月22日(現地時間)、ラグジュアリー・リセールプラットフォームのファッションファイル(FASHIONPHILE)は、2024年の業績において前年比67%の利益増を達成し、過去最高の成長を記録したと発表した。この驚異的な成果の背景には、オムニチャネル戦略の成功、積極的な店舗拡大、そして卸売事業の飛躍的な成長という3つの柱がある。

オムニチャネル戦略の成功

ファッションファイルは2024年、従来のデジタル中心の戦略を超え、オムニチャネル型ラグジュアリーブランドへと進化を遂げた。物理的な小売チャネルの売上は前年比60%増という驚異的な成長を記録し、卸売事業が年間売上の20%以上を占める成果を実現。オンラインの利便性と対面での高級感が見事に融合し、次世代のショッピング体験を提案するブランドとしての存在感を一層高めた。

店舗拡大とロサンゼルスでのプレゼンス強化

2023年末、ファッションファイルはカリフォルニア州アーバインとカールスバッドに2店舗をオープン。これらの店舗では、先進的なテクノロジーとパーソナライズされた顧客体験を融合させ、高級アクセサリーの売買プロセスを革新した。さらに、テキサス州オースティンやユタ州レヒでのポップアップストア、アリゾナ州スコッツデールの常設店舗を展開し、ブランドの物理的な存在感を広げている。2025年にはニューポートビーチを皮切りに、ダラス、サンフランシスコ、アトランタ、ボカラトン、フィラデルフィアで新たな店舗を開設する計画だ。

一方で、ロサンゼルスにおける存在感も強化されている。2006年にビバリーヒルズで初のオフィスを設立後、2021年にはダウンタウンロサンゼルス(DTLA)にテクノロジーオフィスを開設。さらに、現在進行中のプロジェクトとして、33,000平方フィート規模のフラッグシップストアを2025年秋にDTLAで開設する計画が進められている。

卸売事業の飛躍的成長

2024年、ファッションファイルは卸売事業においても大きな飛躍を遂げた。サックス フィフス アベニュー(Saks Fifth Avenue)のオフ フィフス(Off Fifth)やドイツのガレリア(Galleria)など、名高いラグジュアリー小売店とのパートナーシップを拡大。さらに、デンマーク、カナダ、ドイツ、オーストラリアといった主要な国際市場にも進出を果たした。免税店やクルーズ船の小売ブティックを含む50以上の拠点で製品を展開し、グローバル市場におけるブランドの存在感を一層強固なものにしている。

モントリオールの卸売業者、トゥーオーセンティケーターズ株式会社(Two Authenticators Inc.)の買収も、卸売事業の成長を後押しした。この買収により、卸売事業は年間収益の5%以上を占める成果を達成。また、2023年末に取得したエルエックスアールアンドコー(LXRandCo)の買収も加わり、同社の卸売能力はさらに強化された。

2025年、ファッションファイルはアメリカ国内だけでなく、ヨーロッパや中東市場への進出を加速させる予定である。ラグジュアリーマーケットの中心地でのプレゼンスをさらに強化し、国際的な成長を目指す姿勢を明確に示している。

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