英国ファッション協議会(BFC)、ロンドンファッションウィークを支える新たな政府支援を獲得

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1月27日(現地時間)、英国ファッション協議会(British Fashion Council = BFC)は、2025年2月20日から5日間に渡り開催されるロンドン ファッションウィークの支援を目的とした追加資金を英国政府から獲得したこと発表した。同協議会のLinkedInよると、この資金は文化・メディア・スポーツ省(DCMS)から提供され、英国ファッション協議会の若手デザイナー支援プログラム「BFC NEWGEN」に充てられるという。

今回の資金提供により、ロンドン ファッションウィーク期間中の「BFC NEWGEN」デザイナー向けのショー会場の確保やプレゼンテーション費用の補助、さらにビジネス面でのメンタリング支援が行われる見込みである。この取り組みは、デザイナーが直面する困難な経済状況において、その成長を後押しするための重要なステップだ。

英国ファッション協議会の最高経営責任者(CEO)であるキャロライン・ラッシュ(Caroline Rush CBE)は、「デザイナーが自分にとって最適な選択をできるよう支援し、英国および国際的なメディアやリテーラーとつながるための選択肢を提供し続けることが重要です。また、ビジネスの収益源を多様化する機会を模索することも欠かせません」と述べている。また、税金免除ショッピング制度の復活を求める活動を続けており、同制度の廃止が業界全体に与えた影響の大きさを強調している。

さらにラッシュは、英国ファッション協議会がデジタルショーケースや費用を抑えたイベント形式を推奨する一方で、デザイナーやブランドが持続可能な収益源を見出せるようサポートを拡大している点についても触れている。

2025年2月のロンドンファッションウィークでは、バーバリー(Burberry)やシモーン ロシャ(Simone Rocha)といった著名ブランドから「BFC NEWGEN」に選ばれた新進デザイナーまで、幅広い才能が集結する予定だ。一方で、経済的プレッシャーからロンドンでの発表を見送るブランドもあり、デザイナーが戦略的に予算を配分する必要性がこれまで以上に高まっている。

こうした状況から抜け出す為にも、今回の新たな政府支援は、ロンドンファッションウィークの影響力をより一層強化していくための基盤となるだろう。

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