ロンドン発のカルチャー誌『デイズド(Dazed)』は、10年以上にわたり同誌に携わってきたテッド・スタンスフィールド(Ted Stansfield)を、新たな編集長に任命したことを発表した。スタンスフィールドは、2025年6月より編集長に着任する。
編集長として前任のイブ・カマラ(Ib Kamara)が築いてきたビジョンは、ユースカルチャーの声を世界に届ける架け橋となり、その存在感は唯一無二だった。その後任として、新編集長に就任するのが、同誌のDNAを知り尽くした存在のスタンスフィールドである。彼は、ファッションライターとしてDazedに加わってから10年以上、Dazed DigitalやAnOthermag.comの編集ディレクター、Another Manの編集者として、デジタルの領域から読者の感性を刺激し続けてきた。
また、スタンスフィールドの就任と共に発表された新たな編集チームも、次時代を生み出す気鋭のクリエイターたちで構成されている。
- ドミニク・シズリー(Dominique Sisley):編集ディレクター
- セリーナ・スミス(Serena Smith):副編集長
- イムル・アシャ(Imruh Asha):ファッション&イメージディレクター
- アナ・タカハシ(Ana Takahashi):ビューティー・エディター・アット・ラージ
- ローラ・ピッチャー(Laura Pitcher):米国版編集者
- エスター・メジボフスキー(Ester Mejibovski):アートディレクター
- ザラ・マーキン(Zara Mirkin):ファッション・エディター・アット・ラージ(継続)
長年Dazedに身を置いてきたスタンスフィールドは、この就任に際して、自身のSNSで次のように綴った。
「Dazedでの10年を経て、この役割に就くことができるのは本当に不思議な気持ちです。@ibkamara、あなたの後を継ぐことができて光栄です。あなたのクリエイティブなビジョン、そしてグローバルなユースカルチャーの物語を雑誌に吹き込んできたその手腕は、本当に革命的でした。そして@dazedの皆さん、本当にありがとう。あなたたちは私が知る中で最も鋭くて、優しくて、面白くて、才能あふれる人たちです。そんな皆さんと一緒に働けることを、とても幸運に思います。」
なお、スタンスフィールドが手がける初号は9月に刊行予定で、今後は、さらなる発表も控えているという。