パリス・ヒルトン（Paris Hilton）、新スキンケアブランド「パリヴィ（Parívie）」を発表

リアリティスターであり、実業家としても活動の幅を広げてきたパリス・ヒルトン（Paris Hilton）が、このほど、自身の新たなスキンケアブランド「パリヴィ（Parívie）」を発表した。ローンチ日は2025年5月7日で、長年にわたり美容業界と深く関わってきた彼女の、次なる挑戦となる。

この新ブランド「パリヴィ」は、ヒルトンが共同設立したグローバルメディア企業「11:11 Media」のビューティー事業として誕生したものだ。「11:11 Media」は、映像制作や音楽、ポッドキャスト、ライセンス事業など多岐にわたるコンテンツを手がけており、今回のスキンケアブランドはその新たな展開と言える。

実はこのプロジェクトは、昨年11月に「11:11 Beauty」という仮名称で進行していることが報じられていた。当時、アメリカの有力ビューティー企業「ガシー・ランカー（Guthy-Renker）」との提携が明らかになっており、ヒルトンが美容・ウェルネス分野で新たなブランドを構築していることが話題となっていた。今回、その全貌が「パリヴィ」というかたちで正式に発表されたのである。

ヒルトンは自身のインスタグラムで、ブランド立ち上げに込めた想いを次のように語っている。

「これまで私は、美容の世界で生き、実験し、進化し、自己表現というアートに恋をしてきました。でも、ただのビューティーブランドではない、私の人生や哲学、そして“時代を超える美”を映し出すブランドをいつか作りたいと夢見てきました。その夢が今、現実になりました。」

「Parívieは、単なるスキンケアではありません。すべての年齢において、自信を持ち、パワフルに、そして輝けるようにするためのブランドです。本当の美しさは、年齢とともに進化し、より強くなるものだと信じています。フォーミュラからパッケージに至るまで、すべてのディテールに心を込め、ラグジュアリーで革新的、そして洗練された製品を作り上げました。早く皆さんに体験していただきたいです。」

現時点では具体的な製品ラインナップや処方の詳細は明かされていないものの、公式ウェブサイトでは“エクスクルーシブキット”のリリースが示唆されており、ファンや美容業界関係者の関心を集めている。ブランドの世界観は、彼女がこれまで展開してきたウォルマートとのコラボ商品などから予測されるように、ロゼカラーを基調とした華やかでフェミニンなものになる可能性が高い。

なお、ヒルトンは2018年にも「Pro D.N.A.」というスキンケアブランドを立ち上げていたが、こちらはすでに終了している。また近年では、タン ラックス（Tan-Luxe）とのコラボによるセルフタンニングキットも話題を呼んだ。

パリヴィは、ヒルトンのキャリアと美に対する哲学が融合したプロジェクトであり、アイコンとしての彼女の存在感を再びビューティー業界に刻むブランドになりそうだ。

 

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