4月25日(現地時間)、ティファニー(Tiffany & Co.)は、ハイジュエリーコレクション「ブルー ブック2025:シー オブ ワンダー(Blue Book 2025: Sea of Wonder)」の発表を祝う記念イベントをニューヨークのメトロポリタン美術館にて開催した。
海の魅力、躍動、そして神秘を讃える同コレクション「ブルー ブック2025:シー オブ ワンダー」は、ジュエリー&ハイジュエリー部門チーフ・アーティスティック・オフィサーのナタリー・ヴェルデイユ(Nathalie Verdeille)によってデザインされたもの。ジャン・シュランバージェ(Jean Schlumberger)の伝説的な海のデザインにオマージュを捧げつつ、現代のクリエイティブな視点で再解釈された珠玉のコレクションとなっている。
同館では、昨年収蔵されたアグネス・F・ノースロップによるステンドグラスの名作「ガーデン・ランドスケープ」が幻想的な雰囲気を醸し出し、ルイス・コンフォート・ティファニーの芸術的遺産と「シー オブ ワンダー」の世界観が見事に響き合う、詩的な空間が演出された。

この特別な夜には、ティファニーのグローバルアンバサダーを務めるアニャ・テイラー=ジョイ(Anya Taylor-Joy)を始め、マイキー・マディソン(Mikey Madison)、アリシア・キーズ(Alicia Keys)、グレタ・リー(Greta Lee)、カミーユ・コッタン(Camille Cottin)、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー(Rosie Huntington-Whiteley)、チェイス・クロフォード(Chace Crawford)、ドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)といった世界的な著名人たちが集結。また日本からは、モデルの冨永愛が、ティファニーのハイジュエリーを纏い登場し、「ブルー ブック2025:シー オブ ワンダー」の発表を華やかに祝福した。


同コレクションでは、海底に広がる植物や生き物、そして波のダイナミックな動きをテーマに、具象から抽象へと幻想的な世界が描き出されている。
ザンビア産エメラルドを贅沢にあしらった「オーシャン・フローラ」のネックレスをはじめ、フルーテッド・ムーンストーンと色とりどりの宝石でタツノオトシゴを表現した「シーホース」、緻密なゴールド細工とダイヤモンドで亀の甲羅の美しさを際立たせた「シータートル」など、自然界の魅力を讃えるデザインが並ぶ。
さらに、モザンビーク産ルビーが煌めく「スターフィッシュ」、パイヨネエナメルでウニの繊細な質感を再現した「ウーチン」、鮮やかなブルーのクピリアン・エルバイト・トルマリンを使用した「ウェーブ」のネックレスなど、卓越したクラフツマンシップが細部にまで息づいている。

ナタリー・ヴェルデイユはこの新作について、「それぞれのクリエイションが海とその驚異の物語を紡ぎ出す一方で、これらの比類ない作品は、ティファニーの限界を超え続ける革新性、前例のないものへの飽くなき探求心、そして1837年の創業以来ティファニーに継承されるクラフトマンシップを体現しています。ジャン・シュランバージェが海に魅了されたように、私たちもその精神を受け継ぎ、アーカイブから得たインスピレーションを現代の視点で再構築しています」と説明する。
未知の深海に広がる美を探求する「シー オブ ワンダー」。それは、ティファニーが掲げるクリエイティビティとクラフツマンシップへの飽くなき探究心、そして自然への深い敬意を、改めて世界に示すものである。

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