6月18日(現地時間)、ラグジュアリージュエリーブランドのティファニー(Tiffany & Co.)は、コンテンポラリーアーティスト、ダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)との革新的なコラボレーションを再び発表した。今回発表されたのは、「Bronze Eroded Penny Vessel(侵食した硬貨のブロンズ製ケース)」に収められた、特別な「ティファニー & アーシャム スタジオ ハードウェア ネックレス」だ。
発表されたネックレスは、ティファニーが1971年に手がけたアーカイブデザインを現代的に再解釈したもの。18Kホワイトゴールドに、約1,000石(総計6カラット超)のダイヤモンドと、約500石(総計3カラット超)のツァボライトが贅沢にあしらわれ、ニューヨークのアーシャム スタジオで一点ずつ手作業で仕上げられている。販売数は、世界でなんと39点のみのエディションとなる。
同製品は、アーシャムの代表作「Future Relics(未来の遺物)」シリーズの美学を受け継ぐ「Bronze Eroded Penny Vessel」は、ティファニーが1885年に手がけたアメリカ合衆国国章の意匠と、アーシャム自身が2013年に発表した「侵食した硬貨の研究」からインスピレーションを得て作り上げられた。経年変化を感じさせる緑青のブロンズと磨かれたクリスタルのコントラストが、過去・現在・未来をつなぐような造形美を生み出している。
また、アートピースとしての完成度も高い同作は、金属製の留め具を備えたティファニーブルーの木箱に収められ、さらにティファニーとアーシャム両ブランドのロゴが入ったホワイトグローブも同梱。美術作品としての格式とジュエリーの機能性が、見事に同居する。
アーシャムは「私の作品は、歴史とは生きて進化するという考えを探求しています。ティファニーもまた、クラフトマンシップとヘリテージに対する深い敬意を共有しています」と語る。
「このコラボレーションを通して、私の『 Future Relics(未来の遺物)』というコンセプトをさらに進化させ、アイコニックなシンボルを全く新しいものへと変貌させることができました。」
ティファニーとアーシャムが共有するのは、クラフトマンシップへの深い敬意、そして時代を超える表現への挑戦だ。この限定シリーズは、ジュエリーを超えた未来の遺物として、ラグジュアリーとアートの新たな地平を示す逸品となるだろう。
Copyright © 2025 Oui Speak Fashion. All rights reserved.