ソーシャライトとして、母として、そして実業家としての顔を持つニッキー・ヒルトン(Nicky Hilton)が、このほど、ジュエリーブランド「セオ グレース(Theo Grace)」を立ち上げた。
同ブランドは、データに基づいた戦略と最新テクノロジーを強みに持つ高品質ジュエリープラットフォーム、テンエングループ(Tenen Group)の支援を受けて実現。パーソナライズをブランドの中心に据え、従来のジュエリーとは異なる価値を提案する、新たな時代のジュエリーブランドである。
展開されるのは、ネックレス、ブレスレット、リング、イヤリングといったラインアップ。価格帯は110ドルから750ドルで、特徴は何といってもパーソナライズとカスタマイズの柔軟性にある。名前やイニシャル、モノグラム、記念日、さらにはシークレットメッセージや写真までひとつひとつのピースに、身につける人の物語や想いを刻むことができる。
なかでも注目したいのは、チャームやロケット(写真入れ)を中心としたラインアップの多彩さだ。たとえば、リボン型チャームの間に名前入りプレートをあしらったネックレスや、シンプルなハートチャームにイニシャルを刻んだイヤリング、六角形チャームを用いたブレスレットなど、あらゆるスタイルに寄り添うデザインが揃う。
さらにブランドならではの「フォトパーソナライズ」サービスもある。これは、顧客から提供されたデジタル写真を高精度でメタルに転写するもので、極めてリアルで鮮明な表現力を実現している。製作には約2週間を要するが、世界にひとつだけの特別なジュエリーを作ることが出来る。代表的なデザインとしては、蜂モチーフのロケットに写真を収納できるタイプや、クリスタルで囲まれた円形のシグネットリングなどがある。
ブランド名「セオ グレース」は、ヒルトンの2人の娘、セオドラ(Theodora)とリリー・グレース(Lily Grace)にちなんで名付けられ、ヒルトンの母としての愛情と、ライフスタイルに根ざした審美眼が感じられる。
また彼女は、ロサンゼルスでジュエラーとともにオーダーメイドのジュエリーを制作していた過去もあり、その経験から「もっと身近で、手頃な価格でパーソナライズされたジュエリーを届けたい」という想いが芽生えたという。
今後は年2回のコレクション発表を予定しており、ジュエリーという枠にとどまらず、すべてのパーソナルな贈り物の目的地となるブランドへと成長させるビジョンを描いているようだ。
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