1975年にミラノで誕生したジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)が、ブランド設立50周年を迎える。この節目を祝し、デザイナーのジョルジオ・アルマーニは新プロジェクト「アルマーニ/アルキヴィオ(Armani/Archivio)」を発表。ブランドの歴史と革新性を伝える大規模な記念イベントを、2025年秋のミラノ ファッションウィーク期間中に開催する。
「アルマーニ/アルキヴィオ」は、ブランド創設以来のコレクションを体系的にアーカイブ・管理することで、ジョルジオ アルマーニのスタイルの進化を後世に伝える試みだ。単なる記録保存にとどまらず、インタラクティブなデジタルプラットフォームとして、アルマーニの過去と未来を結び直す場となる。このプラットフォームは、8月30日(土)より開催されるヴェネツィア国際映画祭の期間中に公式ローンチされる予定で、さらにミラノ近郊にはフィジカルスペースの開設も計画されている。
記念イベントの幕開けは、9月24日(水)よりミラノの名門ブレラ美術館(Pinacoteca di Brera)でスタートする特別エキシビションだ。同美術館がファッションの展示を行うのは初の試みであり、150体におよぶアーカイブ・ルックを通じて、アルマーニの50年にわたる美意識と軌跡が紹介される。展覧会では、ブランドの代表的なデザインと美術館所蔵の芸術作品が、時代やジャンルを超えた対話を繰り広げる。
そして、9月28日(日)夜には、同美術館の中庭にてジョルジオ アルマーニの2026年春夏ウィメンズコレクションが発表される。ショーでは、6月に発表された2026年春夏メンズコレクションからのルックも一部登場する予定だ。
ジョルジオ アルマーニは、ソフトな構築で知られるアンコンストラクテッド・ジャケットの登場によってファッション界に革命を起こし、以来、エレガンスとモダンさを兼ね備えたスタイルを提案し続けてきた。現在91歳を迎えたデザイナーのアルマーニ本人は、6月のミラノ・メンズ・ファッションウィークにおいて体調不良のためショーを欠席。その健康状態が懸念されていたが、7月11日に発表したメッセージにて、9月のミラノ ファッションウィークでの復帰を明言している。
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