イタリアのファッション・ハウス、ブルマリン(Blumarine)は、クリエイティブ・ディレクターにウォルター・キアッポーニ(Walter Chiapponi)を起用することを発表した。
キアッポーニが手がけるブルマリンの最初のコレクションは、2024年2月に開催されるミラノ・ファッション・ウィークで初めて披露される。
キアッポーニは、2019年からトッズ(Tod’s)のクリエイティブ・ディレクターを務め、メンズウェアとウィメンズウェアのデザインチームを統括してきた。しかし、2024年春夏コレクションを最後に、その地位を退任したばかり。
キアポーニは声明の中で、「軽快さと創造性によって定義される女性らしさのアイデアを、長い時間をかけて概説してきたイタリアを代表するブランドのクリエイティブ・ディレクターに任命されたことを嬉しく思います。ブルマリンの新たなフェーズの確立に貢献できる可能性は、私にとって、新たなスリリングで重要な地平を受け入れ、自分のビジョンを広げ、芸術的表現にセンスを取り戻す機会です」とコメント。
ブルマリンを所有する持株会社、エチェレンツェ・イタリアーネ(Eccellenze Italiane)のマルコ・マルキ(Marco Marchi)取締役は声明の中で、「国際的に認められた才能と優れたスタイル感覚を持つウォルター・キアポーニが、ブルマリンの並外れた伝統を尊重しつつ、ブルマリンに新たなエネルギーをもたらしてくれると確信しています」と述べた。
キアッポーニがトッズでの最後に披露したコレクション、そしてこれまで彼が創造してきた美学は、かっちりとしたスーツとシェイプされたシルエットに傾倒していた。キアッポーニの洗練されたデザイン技術は、ブルマリンの代名詞となった華やかでリラックスしたムードに、どのように融合されていくのだろうか。
来シーズンのミラノ・ファッション・ウィークでの初コレクションの発表を、楽しみに待ちたい。
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