CFDA(アメリカファッションデザイナー協会)がメタバース教育プログラムを開始

Metaverse

CFDA(アメリカファッションデザイナー協会)がメタバース教育プログラムを開始する。

このプログラムでは、米国の才能あるファッションデザイナーに向けてメタバースとweb3について情報を提供し、CFDAメンバー内でそれらの情報を独自のプロジェクトを立ち上げる際のツールやリソースとして活用できることを目的としている。

アメリカファッションデザイナー協議会は、このプログラムの遂行をクリエイティブコンサルタント会社の5Cryptoと協力して取り組み、同時にブロックチェーンベースの3D仮想空間であるThe Sandboxと、高性能且つカーボンニュートラルで持続可能なブロックチェーンを開発するPolygonの傘下にある、ゲーム及びNFTスタジオとして知られていうるPolygon Studiosの支援を得る。

このパートナーシップの序盤では、ナレッジパネルや、ベーシックな知識などCFDAのメンバーがメタバースやウェブ3について知る上で欠かせないいわゆる基礎教育に基づくものとなる。

また次のステップとしては、バーチャルコレクションの制作や、暗号資産をブランドのロイヤリティプログラムに導入する方法について学べる場を提供する。

アメリカファッションデザイナー協議会のCEOであるスティーブン・コルブ氏は「私たちのミッションは、私たちのメンバーを成長と拡大をサポートするためのデジタル主導の戦略を通じてファッションと小売業界のグローバルイノベーションのリーダーとして位置付けることです。

アメリカファッションデザイナー協議会は、The SandboxとPolygon Studiosのサポートと共に、次世代のビジネスリーダーを教育し、エンパワーメントしていく為の準備ができています。」というメッセージをCFDAの公式サイトで発表。

「CFDAのメンバーにとって今なおWeb3やNFTという概念は外国語のように理解が難しく、それらについて混乱している人もいるが、それゆえ興味をそそられているトピックである。

これに関して多くの質問が寄せられているが、CFDAがメタバースを一つのビジネスの機会として捉え、サステイナビリティやサプライチェーンなど他の関連トピックと同様に、常に情報を提供していくことが重要だと感じている。」とコルブ氏は語る。

メタバースが現実世界に受け入れられていくにはまだ長い時間を要するだろうと言われているが、将来的には必ず仮想世界と現実世界が重複し始めるだろうと多くの人が予測している。

The Sandbox のような仮想世界の先駆者となる企業やプロジェクトに注目や資金が流れているのが現状であり、ファッション業界はこれからいかにそれらの世界にフィットできるかという道を見つけ出さなければならない。

これに対し5Cryptoの創設者兼CEOであるアクバル・ハミド氏は、「ブランドは物理的な製品や経験を複製するだけでなく、自身のDNAをこれらの仮想空間に変換する為の創造的な方法を見つけることも重要である。」と述べた。